ついこの間も出したばかりで大差無いと思いますが、イーゴリィ君の回復過程です。



すっかりモサモサの毛が生えて、なにがなんだかわからないですね。
非常に順調で、熱や膿はほぼなくなりました。最後の追い込みとばかりに太い毛がワサワサ生えてきています。
この回復過程を見ても、カラシニコフは陸上動物に十分対応できると判断致します。
全体像としても、動いている状態ならばなんとか見られるようになりつつあります。

しかし、静止するとこんな感じです。

とりあえず5枚足りないのはわかりました。
先日私の頭に乗ろうとして2M近く羽ばたいて飛び上がりました。
意図的に眼鏡を爪で払われて以来、ちょっと警戒しています。
裏表も激しく、大好きな人にはこんな感じ↓なのですが、(ピヨピヨはイーゴリィ君の声です)
特定の一名(工藤)以外には大体この態度↓です。
別に意地悪をしようとしたわけではなく、普通に部屋に入っただけです。
パチン!パチン!という音は威嚇音です。
イーゴリィ君は他の人間には威嚇すると説明をしても、工藤が全く信じてくれないので撮影してみました。
工藤以外の人間にはお馴染みの、普通のイーゴリィ君の姿なのですが、いじめたように思われると心外です。
品種は大体この手はベンガルワシミミズクだと思いがちですが、体重も増え(現在約1.5Kg)背も伸び、首周りの白い毛も日に日に増え、ベンガルのスタンダードからどんどん乖離してきています。鳴き声もベンガルの標準個体の声と基本からかなり異なります。(たった一声、不意に鳴くだけなので録音したくてもできません。機会があればアップ致します)
この手のワシミミズク(Bubo **ナントカカントカ***)は亜種も多く、この個体は見た目ファラオかトルクメニがベンガルにかかっちゃったのかな?的な外観を呈しています。ちょっと断定しかねるので、つまりはワシミミズク(Bubo **ナントカカントカ***)でいいんだと思います。
細かい亜種を調べれば調べるほど、もうこの手は全部ワシミミズクでいいんじゃね?的な気分になってきました。
大別すると、
アメリカ・ユーラシア・アフリカの3系統とマレー系が居て、
その中に大中小、様々な柄、目の色、翼・尾長等の中間形態がゴソゴソ存在し、
海外のものを漁ってみましたが、結論としてはもう、DNA鑑定以外の決め手がないのかな?的な。
特に海外から有精卵で入ってきたものについては、大本のブリーダーが卵の取り違えや親の認識間違いをしているケースもあり、結論的にも出てきたものがこれならば、もう、ワシミミズク以外の何物でもないのかな?とか。
私共はそもそも猛禽のプロではないので何か間違えているのかもしれませんが、
金魚の関係で言えば
五花ランチュウと江戸錦
高頭パールと浜錦
みたいな相関関係かな、と理解しております。
環七で落命したワシミミズクのみみちゃんの例もあるように、こういう生き物を飼育するにはより高度なモラルを持って管理しなければ、人間も動物も不幸になると、翼をもがれて治療中のイーゴリィ君を見ていても、改めても思います。
蛇足ですが、メンフクロウのキキ&ララの体重+給餌管理は以下の通りとなります。(給餌量は容積率換算の単位です)



手前がララ、奥がキキです。
殆どの時間がフリータイムなので、胸筋が発達し、一回り以上大きくなった感じです。
脚も力強くなり、歩行時によろけたり着地時にこけることはありません。
首の力が強くなったのか、餌を食べるときにかなりダイナミックな動作で食べるようになりました。
出来る限り次回から魚ネタでいこうと…思います。
文責:水棲疾病基盤研究所