↑こういう前置きがありまして…
いよいよ春本番となりました。
特に屋外プラ船飼育をされている皆様には、殊更頭の痛い季節の始まりです。
冬季にナリを潜めていたハクビシンやタヌキ・アライグマなど。その他魚食性の強い大食漢のサギ・シギ類が一斉にプラ船をレストラン扱いしてくる、戦いの日々の幕開けでもあります。
ここで、フクロウが威力を発揮します。
庭先に係留する必要などありません。
健全なフクロウの吐くペリットや糞を水にといてプラ船周囲の土壌に定期散布すると、邪悪な魑魅魍魎の如き魚食い共を寄せ付けないバリアとして機能してくれます。
メンフクロウを世界一偏愛するイギリスでは、農作物の食害防止用に普遍的な農業資材としてペリットを販売していると聞きました。
私どもの研究所でも4年にわたりデータを取り、忌避力は確かなものであると確認できました。
ハッキリ言って、フクロウ(ペリット類の定期散布)無くして大規模屋外飼育の展開をするのは自殺行為に近いことだとも感じます。
そういうわけでのイーゴリィであり、キキファミリーであり、フクフクちゃんの保護であります。
では、健全なフクロウというのは何を指すのでしょうか?
餌にはしゃいで、獲物に喜びながら食べるフクロウです。
嬉しがりながら獲物を解体し、咀嚼して出たペリットほど、魚食いが忌避する匂いを放ちます。
必然的に食事風景はこんな感じ↓になります。
飼育フクロウに活餌はいけません。
彼らの免疫力は驚くほど脆弱です。
活マウスだの活ヒヨコだのを食べさせるのは、フクロウに対する虐待にすらなり得ます。
それを行うのは飼育者の悪趣味でしかなく、ただのバカ、丁寧に言えば愚行です。
人間のもとで生まれて飼育されている個体には、必ず冷凍飼料を解凍後よく水道水で洗浄するステップは絶対に欠かせません。
大切なのは、ここからです。
本能に訴え、アドレナリンを掻き立て、獲物を獲得して細切れにする嬉しさを感じてもらうのに必要なのは…?
演出と錯覚、です。
それ以外は有害です。
冷凍ひよこは解凍後、トラブルの原因になりやすい箇所を切除・抜去し、胃から下の内蔵も除去します。その状態でよく洗浄し、44℃の温水に5分程度浸して体温を持たせ、ドライヤーでフワフワになるまで乾かします。このとき首のマッサージをよく行うと、千切ったときに血が出やすくなるので尚良いです。仕上がったら、メス鋏等で切断しにくい場所に隠し包丁を入れて、やっと給餌です。
冷凍マウスにも同様の処置をして、内側から骨盤を切断しておきます。
大事なのは消化器系と尿路系以外の臓器には触らないことです。
※余談ですが、野生のメンフクロウでさえ、満ち足りていたらネズミの糞尿で汚染された下半身は捨てているそうです。丸呑みは相当な飢餓状態で、ちょっとでも余裕があれば胃袋〜大腸、膀胱は排除してから食べているとのことでした。だから多分この方法でいいはずです。
毎晩これをして、ふと我に返ると私はただのアホか異常者に見えるだろうな、、と悲しくなります。が、フクロウ達の喜びは格段に違いますから、。いいのです。
人間が飼育する以上、全ては演出と錯覚でなければ飼育者が怪我をします。※イーゴリィは別枠です。演出でもこっちがやられます![]()
イギリスBBC放送で有名なケンザというスーパーメンフクロウが居ますが、彼は電子音を獲物の音と錯覚させることで、本能を全開にした狩猟行動を彼自身のレクリエーションとして行います。
キキの息子ちゃんがケンザみたく育ってくれないかなーとか夢見てます![]()
このギリギリの野生と理性のせめぎ合うところにのみ、飼育フクロウの福祉は成立し、人間に恩恵(害獣の強力な忌避剤)がもたらされるのだと私どもは理解をしております。
私どものやり方の一例のご紹介をさせていただきました。
フクフクちゃんに関しては
何がどうあってもどんな事情があろうとも























