コメント欄ご質問頂いたので、ブログ記事にさせていただきました。
原則コメント欄返信のコピペ記事になります。
緊急避難的にストラジを自作していただく方法です。
作成手順
1)2Ca+O2→2CaO 酸化カルシウム
2)CaO+H2O→Ca(OH)2 水酸化カルシウム
3)Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2O 炭酸カルシウム
★4)CaCO3+CO2+H2O⇔Ca(HCO3)2 重炭酸カルシウム
★4)の状態がストラジです。
重曹、セスキ共にカルシウムの部分がナトリウムになったものです。これは水中投入した場合、長くなるので端折りますが、魚体そのものに悪影響が出ることがあるので使わないで下さい。
家庭や身近にあるもので作成する方法は以下の通りです。
1)アサリしじみホタテ等、なんでもいいので貝殻を砕いてガスコンロで焼いて下さい。20分も炒れば十分です。玉子の殻でもいいですが、薄くて余計なものも多くついているので、なるべく貝殻の方がいいです。
冷めたら酸化カルシウムCaOの状態になります。
2)CaOを考えられる限り粉々に砕いて水に溶かします。よく振って一時間ぐらいすればうっすらCa(OH)2が生成されてます。
3)ストローで頑張って息を吹き込むと白濁します。この時点でCaCO3です。
※もし貝殻チョークが入手できたら、砕いて水に溶解させればこの段階からのスタートになります。
4)更に頑張って息を吹き込み続けると、急に澄みます。この時点で、Ca(HCO3)2が得られます。
50ml程度のストラジなら、この方法で作れます。
どのぐらいの原材料の量が必要かよく聞かれますが、逆にどのぐらいの時間二酸化炭素(呼気)を吹き込み続けられるのか?が重要です。
ここからはざっくりした話です。
1時間健康な成人が全力で吹き込み続けて、大体1mol(モル)ぐらいのCO2は吹き込めます。
目的の、Ca(HCO3)2を1mol作るのに、必要なCO2は2molです。
この時点で、1時間の全力吹き込みで作れるCa(HCO3)2は0.5molだとわかります。
大本に戻ります。
Ca(HCO3)2を1mol作るのに、上の手順書では1molのCaOが必要でした。
なので、0.5molのCa(HCO3)2が作りたいなら、CaOは0.5mol。
CaOの分子量は40+8=48g/mol
つまり、0.5molのCaOは24gです。
全力吹き込み時間が
1時間なら24g
30分なら12g
10分なら3g
1分なら0.3g
これが必要なCaOの量です。
水はCaOが24gぐらいまでならば、200ml程度あるといいです。可能であれば、水道水以外でお願いします。塩素が混ざると別の反応式も発生して、話がややこしくなります。なので、理想的にはコンタクト洗浄用等で売っている純水がベストです。
24gから減らすとき、つい水も減らしたくなりますが、化学反応を起こす空間としての水なので、比例して減らす必要はありません。CaOが3gのときでも水は100ml程度あって大丈夫です。
吹き込み時には十分気をつけて、頭が痛くなったり、視界が暗くなったりしたら休憩をしてください。偶に一生懸命やりすぎて過呼吸発作を起こす方がいらっしゃいます。あまり欲張らず、ゆっくり作業をしたほうがいいです。
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原材料の量にあまり気を配らないでいい、というのは、反応効率の問題もあります。
CaOが水酸化カルシウムになる過程で、化学式のとおりに考えれば、残滓なく完全反応していることが絶対条件になります。
これは絶対に不可能です。
何グラムのCaOが水酸化カルシウムになったのか?これはもう見た目(沈殿物=残滓の量)を見て推測するしかありません。
スタートの時点で相当アバウト
更に吹き込む二酸化炭素もアバウト

何グラムのCaOを準備、とかマジで意味ない行為なんですよ。
高圧で二酸化炭素を吹き込んでも残滓は出ます。
用意できるだけのものを放り込んで
操作に支障が出ない程度の水量で行って
吹き込めるだけの量の二酸化炭素を吹き込んで。
これだけでいいんです。
このやり方で確実にうっすら重炭酸カルシウムは生成されます。
緊急避難的に用意するならこれで十分だと思います。
もう本当に色々あるとは思いますが、
重曹とセスキは絶対にやめてください。
不活化はできても、魚に有害です。
ご質問あればI君までお願い致します

元素の周期表
【一家に一枚元素周期表(第13版)】
文部科学省のサイト
以下のURLからダウンロードできます
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長文お読み戴いてありがとうございました
