全国で保護されているアブラコウモリの幼獣及び保護主たるパパ&ママさん方の為、急いで知らせる必要があると思い、荒削りながらアップいたします。

アブラコウモリ保護をされている方々の間では有名な話かと存じますが、季節的なものか、成長の段階によるものかはわかりませんが、彼らは特定の時期に強固な拒食を起こし、ほとんどの事例でそれが原因となって餓死もしくは感染症に罹患して弊死します。
複数の研究論文によって、保護下の個体が強固な拒食に陥っている期間中には野生個体も食性の幅が極めて狭くなり、殆ど単一の種類の虫以外捕食していないことが明らかになりました。

我が家のドーミィちゃんも例に漏れず、水以外受け付けなくなり、ジャイミル&ハニーワーム等一切拒否するようになってしまいました。
とうとう来るべきときが来てしまったかと半ば覚悟し、仮定の上に仮定を重ねる相当強引な推論で食べられるものを模索しました。

結論だけ申し上げます。

キトサンとトレハロースを1:1で混ぜたものを水で練った糊状の塊には尋常ならざる嗜好性を呈し、満腹するほど自発的に食べて大いに水も飲みました。
ビタミンだのミネラルだのは後から考えればいい事です。とりあえずこれで時間が稼げます。

レシピは相当姑息的かつ強引な擬似的インスタント羽虫粥ですが、、。口に食物が入らなければかなり短時間で餓死してしまいます。再び食性に幅ができる時期まで生きていてもらわなければならないのです。

残り数日の命になったアブラコウモリを見守る以外できない保護主さまただお一人だけにでも届けばと願い、書かせていただきました。
あくまでもドーミィちゃんだけでしか試していない仕様で、普遍的なものではないかもしれませんが、可能性としては試す価値はあると思います。少なくとも餓死させるよりはマシなはずです。

続報ありましたらまたお知らせいたします。

文責:水棲疾病基盤研究所

【補足】
1)飲み水には従来より、トレハロースとレッドスター原液を1~2ppm添加しています。
2)ジャイミル&ハニーワーム以外では、ローチの孵化したての極小個体を与えました。ローチだけは咀嚼してくれましたが、これも自発的には口をつけてくれず、ピンセットの先とどちらが太いかわからないようなサイズだった為、人間のダメージが深すぎて諦めました。
3) 糖質の代謝には大量の水を使うので、このレシピを試される方は脱水予防の為に飲水回数を増やすよう、それだけは重々注意してください。現にドーミィちゃんも糞がかなり硬く乾いた感じになったので、頻回で飲水させています。