Пожалуйста
  прийми наши глубочайшие сердечнейшие соболезнования в это нелегкое время!

 ----2014/7/17、理不尽に撃墜されたMH17便の犠牲者全ての御冥福を心より祈ります。
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2014/7/17は、私たちにとっても311に等しく、人生が決定的に変えられてしまった一日でした。
自分の友達が、それも、安否確認に奔走している最中の友達が所属している軍隊が、
乗客乗員298名の乗った航空機を撃墜した等と言われて正気で居られる人間が居たら会ってみたいものだと!!!当時を振り返っても思い出します。
それと同時に、人間にとってより大きな苦しみとは、自身の身に降りかかった災難そのものよりも「信じられない」「信じてもらえない」ことであると、痛感させられた時でもありました。
親露派に属するセクターの人間全て、それからその周辺で親交のある人間全てが、事件の一報を受けたとき、信じることができなかったであろうと、それは確信しています。
事件発生直後、関係したほぼ全員が精神的にギリギリの状態で半ば錯乱しながら真相の欠片を模索し、ある程度の事実がわかるまで誰もが陰鬱な怒りに支配されたと言っても過言ではありません。

あれから2年が経ち、様々な経緯が明らかにされつつあります。
http://jp.sputniknews.com/trend/boeing_mh17/
(常識的に考えても、ドネツク上空で機体が損傷したのならば、慣性の法則があるので機体はドネツク領内に垂直に落下してくることはありません。ましてや、高度のある民間航空機であるならば尚更です。)
土台、目視で照準を合わせて撃つタイプのロケットランチャーや高射砲以外保有せず、制空権を持っていなかった義勇軍が、ボーイング777を撃墜など、神業にも程があるアニメや漫画のような物語であり、当時世界中から受けたバッシングにまともに受け答えをする必要は冷静に考えれば無かったことは2年経った今、はっきりと理性と感情の双方から理解できる事柄でもあります。
しかし、こんなシンプルな事柄ですら、当時は誰も納得できず、ロケットランチャーや高射砲でボーイング777が撃墜できるのか否か?というシュミレーションをロシア国防省が実施し、履行回数が数億回に達した頃、1回ぐらいは掠める「かもしれない」という結論が出てしまった!と、親露派ですら疑心暗鬼にかられていたのも事実です。
その緊張は、モスクワに半ば逮捕同然に召喚されたDNRのトップが尋問を受け、その夜FAXで辞表を提出したことでピークに達しました。(今現在彼はDNRに戻っています)あの時の衝撃は今でもはっきりと記憶していますが、2年経過して改めて思えば、FAXの辞表とは「やっていないことを周囲がまったく信じてくれていない。犯罪者並みの尋問と取調べを受けた」ことの絶望と怒りを表したものであったのだろう、とはっきりと理解をすることができます。

DNRとして、否、ロシア軍としても、MH17便を撃墜して得をする人間は誰一人居ないのです。
それでは何処の誰が得をする話であったのか?
この2年間、様々な可能性が出ては消え、最後に忽然と消しがたい疑惑として残されたものが
2014/6/2 ルガンスク空爆
Roses Have Thorns (Part 11) Airstrike in Lugansk City ※リンク先は閲覧注意です。
この事件の国際的な追及が始まりつつあった最中のMH17便撃墜であった、というものでした。
ルガンスク空爆は、日本のメディアでは報道にあがることはありませんでしたが、日本以外のEU系西側メディアでは現地特派員によりリアルタイムで報道され、真昼間に敵対勢力の市庁舎とはいえ、民間人が大勢居る場所を戦闘機で急襲して爆撃するウクライナ軍の蛮行は、国際的な非難を受けておりました。
義勇軍には制空権が無かったので、2014年の10月近くまでこういった空爆は続いたのですが、MH17便の撃墜事件以降、欧州の人権派団体がルガンスク市の犠牲に対して直面することを止めたこと、それだけは動かしがたい事実となりました。

時間はいやおうなく経過し、複雑怪奇に見えたものほどシンプルな姿をしていたのだと改めて感じることばかりです。
2016年7月17日現在、
世界中にISISのスナッフフィルムが出回り、シリアは無法地帯と化し、トルコではクーデター未遂によって数百名が殺害されました。今現在の時間は、後年振り返れば既に第三次世界大戦が始まっている最中であるとまで言われるほど、世界には死が溢れ、流血は珍しいものではなくなりました。
2014年に始まったウクライナの政変と分裂は、当初スラヴ民族伝統の内紛として当事者間で認識され、まさしく「断末魔の最後の一息すら私のもの」(スラヴ系の復讐の感情に関する伝統的格言)的な、外部の者の介入を許さない血で血を塗りこめるような、内輪の血と涙に自家中毒した戦いが繰り広げられていたのですが、それは2014/7/17、まったく部外者であるMH17便の298名の犠牲によってネイティブである名分を失い、無機質な虐殺となりました。

上空を通過しただけの298名の生命が奪われなけれなならなかった理由は、更に時が過ぎれば誰の目にもはっきりと見えてくる筈です。しかし、2年という時間を振り返れば、この無差別の犠牲は、まるで今日という時代を始める為の虐殺、聖書に於いてはアララト山にノアの箱舟が接岸した日--洪水の世が終焉を迎え、新しい時代が始まった日がユダヤ教ではまさに7月17日とされているのですが、MH17便は第三次世界大戦を始めた時代の先鞭として7月17日の生贄にされたかのように思われ、その死の無意味さに憤りを堪えることができません。
同時に、二度とこのような出来事を見聞きすることが無いよう、強く願い、祈り続けます。

 Я хочу услышать снова детский смех.
 Когда дитя бежит за самолетом, парящим вверх.
 А смерть плохое только слово в одной из книг.
 И я не хочу ничего другого, жизнь - это счастья миг.

 Артём Гришанов - Детский плач より

  日本語訳はこちら


※MH17便にまつわる話しとして、中東の富豪が保有するレース鳩が荷室に乗せられており、DNRに足輪の回収依頼があったこと、そしてその鳩達が直近に行われる大レースの優勝候補の筆頭であったこと等挙げて、ライバル鳩(ユダヤ系鳩主)に賭けていた連中の素性を明らかにしろと訴えている人たちもおります。犠牲になった鳩達は、国境を幾つも越える超長距離を飛ぶ、世界でも指折りの極めて優秀な鳩達の集まりでもありました。足輪は無事回収され、鳩主が疑っていた撃墜前の鳩のすりかえは行われなかったようなので、撃墜は事前情報としては入っていなかったようです。