8/21の朝、金魚の緊急入院が入りました。
症状は、
1)強度のまつかさ(遊泳不能)
2)中程度のまつかさ(遊泳できるだけ)
3)軽度のまつかさ(摂餌可能)
4)浮き
5)眼球及び眼膜の強度突出
の5尾です。

記録として残しておりますが、魚が特殊なため、見る人が見ると持ち主がわかってしまう特徴的な品種が含まれております。なので、個体画像の公開は致しません。

水換え後に急転したということで、持ち込みをいただきました。

そのときに、水道蛇口から21日に採取したものを持参していただき、簡易検査をいたしました。
結果は以下のとおりです。

20150821錦糸町PH PH6付近
(試薬がなくなってしまったので歯科用の試験紙で行いました)

20150821錦糸町りん酸 りん酸 概ね0.05ppm以下

20150821錦糸町アンモニウム アンモニウム 0.2~0.5ppm

20150821錦糸町COD COD8ppm以上

以上の数値となりました。

【参考↓】
2015/6/10採取 東京都C区(東側)飲用水道水の簡易水質検査結果
http://ameblo.jp/fairlady-sp310/entry-12037465265.html

2015/6/7採取 埼玉県のある地域の水道水検査結果
http://ameblo.jp/fairlady-sp310/entry-12036322911.html

固定資産税に比例したのは、りん酸ぐらいでしょうか?
特に古くから開発された地域ほど顕著に劣化している傾向が見られます。
水道品質は、税金に関係がないのが悲しい現状です。

重要なことなので何度でも申し上げますが、
環境省のガイドラインに従うと、この水は工業用水2級に準ずるものとなり、
水産3級:コイ、フナ等富栄養湖型の水域の水産生物用よりも劣悪な水質になります。
この水…そのまま塩素を抜いただけでは、金魚は飼えません。

人間の飲用水としては
1)消毒がされていること
2)CODは20以下
であれば概ね満たされますので、特に問題のあるものでは御座いません。

しかし、この水で魚を飼い、頻回換水を行うと、必ずといっていいほど様々な疾病やトラブルが生じることとなります。
従いまして、人間用の飲用水としての可否は法的に問題の無いことなので、各々の判断にゆだねられるとしても、魚用としては、浄水器(13項目除去)もしくは、活性炭やモンモリ、他吸着系及びカルシウムイオンを調整したものを使用しなければ長期といわず短期の飼育でもトラブルが発生致します。(除去されたミネラル等は、ただ添加すれば良いだけです。単純な話です)
水を換えたら調子が悪くなる、これは最早当たり前のことです。

特に震災後は、放射性物質がフォールアウトした地域では水道原水に高度処理が行われてしまい、老朽化した水道管インフラにダメージの出るミネラル分の乏しい軟水が長期流されております。これらは、フォールアウトした地域で見られることであり、特に西日本や中国四国九州地方では蚊帳の外の物語かもしれません。
が、中部関東以北の本州地域では、これらの事象はあたりまえの大前提の大前提であり、魚飼育にとって一番最初に問題を解決しなければならない事柄です。

震災以降浮き彫りになったこれらの問題ですが、
実際のところ、中和してそのまま魚が飼えた国は日本ぐらいで、
特にヨーロッパ・アメリカでは水道水で魚を飼う場合、水質を慎重に整えることが常識となっておりました。観賞魚先進国のドイツでさえ、水道水そのままで飼育を行う考えはありません。
前にも申し上げましたが、水道原水が駄目になっているという前提が全く理解できない方、またはその前提を受け入れることを拒否する方々には、これは非常に厳しい現実です。
水道原水が駄目であるということを露にも思っていない方々は、これらの弊害を必ず他の事象に求めてしまうのですが、現実は現実として受け取っていただければ幸いです。
もしくは、
日本もやっと水道品質(の劣化)がヨーロッパ・アメリカ並みに追いついた。
といえば、西側先進国民としての自尊心は満たされるのでしょうか?

なにはともあれ、私どもは口を酸っぱくして何度も言っておりますので、これらを信じられない方は御自分で試行錯誤されることをお勧めいたします。

P.S
CODはどうも川の水検査キット如きでは尺が全く足りていないので、今のストックが切れたら、工業排水用の検査試薬を使いたいと思います。
CODが20を超過したら、それはそれで公的機関の対応を求めることが出来ますので。

銀イオンについてお問い合わせを戴きましたので、追記いたします。

銀イオンを使用しているメーカーについては風評被害の元になりかねないのでかけませんが、
厚生労働省・水道局・メーカー等は人間が飲むに耐える水を供給&作ることを保障しております。観賞魚や動物を飼うために送水しているわけでは御座いません。
ここで魚を安全に飼う場合、飼育者様は必ず使用する水について吟味し、調整なり試行錯誤しなければならないのはご理解いただけるとは思います。
銀イオンについて色々言われているようですが、
使っていないメーカーは少し調べればわかります。
私どもが確認しているだけでも大手が2つあり(内一つは専門に近いメーカーでもあります。ここのものは訊かれたときにははっきりと13項目除去の●●などいいんじゃないですか?と過去にも言い、実際2011/3/11の直後、ヨウ素が水道から出たときには自分たちもつかっておりました。)
この2つのメーカーのものは、相当こなれた価格でそのへんのHCでも販売しております。
銀イオンを使用しているメーカーのものは、この2つに比べると数十円~数百円安いことが多いのですが、不思議とアムウェイの浄水器(銀イオン使用)だけは高いので不思議です。ネットでアムウェイならば人にも自然にも優しいと宣伝していたので更に不思議です。(ここは笑うところですよ!)
銀イオンを使用していない(私どもが把握しているだけの。今はもっと増えたかもしれません)2つのメーカーの名前について書くことは「宣伝」になることなのでこれも言いません。
【浄水器 銀イオン 不使用】【13項目除去】とグーグルで検索することはそれほど高度な労働ではありません。
それでもわからばければ、メールやコメント欄で訊いてくれればこと足ります。

わざわざ何故銀イオンが入っている浄水器を選択するのか?
銀イオンに毒性があると認識していながら、何も調べず、単純に浄水器=悪であり、それを使うなという喧伝をするのは、それこそ風評被害に近いものではないのでしょうか?
魚を飼育できるオツムがあれば、10秒考えればわかりそうなものですが???
何はともあれ、放射性物質がフォールアウトした地域の水道水とはこういうものであり、保健所に聞こうが、水試に聞こうが、COD20未満であるならば人間用には法的に問題のないものです。
私たちのスタンスは魚に安全な水を作るための情報を提供することであって(これについても非難を受けることを覚悟で無償でやっていることです。本来ならば労力を裂いていちいち書くことでもありません)、それらを否定する指南をされるのならば、自身の身を明かし、文責を取る形で代替策を提示しなければならないものです。
要するに、
陰でいちいち得意げに物を言うならば、表に出てはっきりと言えということです。

以上。

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