金魚飼育用岩塩のご紹介です

以前より御常連様及び御得意様に販売していたものですが、昨今の水道水の劣化(飼育水として)に伴い、頻回換水時におけるミネラル補正についてお尋ねを戴くことが多くなりましたので、HPでも販売を開始致します。
http://katsumishouten.jp/m/goods-small.htm
こちらのページの一番下に追加いたしました。
是非ご活用下さい。

塩には海塩と岩塩の2種類が御座います。
通常塩浴に用いるものは海塩なのですが、海塩には所謂「土壌のミネラル」成分が不足しております。
金魚にとって最も心地よい泥池の環境を再現する為、弊店ではミネラル補正には岩塩をお勧めいたします。
弊店では岩塩の母岩を取り寄せて、各色調の境界を目視で確認し、手作業で削りだしております。
自ら岩塩の大きさを調節することで、溶解速度のコントロールが可能になり、御使用の際にPHを急変動させたり濾過バクテリアに急激なダメージを与えないよう配慮しております。
(画像のもので大きな物は60g、小さなものは30~40gです)
岩塩は溶解速度が非常に遅く、ナトリウムの含有は、岩塩の状態では吸収&溶解可能なものとしては一般的な原塩よりも少なくなっております。
ナトリウムは浸透圧調整を行うことで薬浴の補助や内臓の保護を行うものですが、その濃度によってはヌルへダメージを与えたり濾過バクテリアを死滅させることでも知られています。溶解速度が遅く、水質に干渉するナトリウムが少ないことで、塩浴時のネガティブな影響は最小限にとどめ、かつ日々の適切なミネラル補正を行うことを目的としています。
また、後始末にある程度覚悟の居る海塩浴と比べても、気軽に日常的にご活用戴けるかと存じます。

用途に応じて3色の岩塩を御用意致しました。
※金魚飼育におけるミネラル管理にベストな濃度は、ご注文を戴いた際にご連絡を差し上げます。従いまして、ご注文時、水槽の容量のご連絡を下さい。
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※各成分量は平均値となります。
白岩塩
●白岩塩
【成分】
カリウム 9mg:100gあたり
カルシウム 320mg:100gあたり
マグネシウム 25mg:100gあたり
マンガン 0.03mg:100gあたり
鉄 0.8mg:100gあたり

主に水中のカルシウム分を上昇させたいときに活用可能です。PHの急降下を防ぎ、水の硬度を上昇させる効果が期待できます。
水換えの頻度を落としたいが、魚の血圧は急上昇させたくない時等にお勧めです。
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ピンク岩塩(ノーマル)
●ピンク岩塩(ノーマル)
【成分】
カリウム 100㎎:100gあたり
カルシウム 98㎎:100gあたり
マグネシウム 60㎎:100gあたり
マンガン 0.06㎎:100gあたり
鉄 1.02㎎:100gあたり

生体が許容可能な範囲でカリウムが多く含有されているので、金魚の血圧を急上昇させることに役立ちます。※人工的にカリウムを添加した場合、生体が許容可能な量を振り切るケースがままあります。これは事故の原因となります。
血圧が急上昇することにより、薬浴時に体内へより早く薬効成分を到達させることが可能になります。
鉄分の水中への補給は、貧血の改善に役立ちます。これは原虫疾病時の急激な痩せ(体液を吸われるもの)や造血細胞に異常が出た際には非常に有用です。
また、微量のマンガンは、ヌルの産生を活発化させるので、全身を覆うヌルのターンオーバーを早めたいときにも望ましい成分となっております。
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ピンク岩塩(濃色)
●ピンク岩塩(濃色)
【成分】
カリウム 130㎎:100gあたり
カルシウム 150㎎:100gあたり
マグネシウム 180㎎:100gあたり
マンガン 0.12㎎:100gあたり
鉄 5.45㎎:100gあたり

硫黄が検出されないギリギリのゾーンのものになります。
(これより上級のレッド岩塩と呼ばれるものには硫黄が含有される場合が少なからずあるので金魚飼育には不適です)
各成分ともにノーマルのものよりも多く含有され、特にシビアな管理を行いたい病中や回復期のミネラルコントロールに期待が持てます。
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使用量(例)
【1】50リットルの飼育水に100gの白岩塩を添加した場合

1リットルあたりのミネラル含有量
 カリウム 0.18㎎
 カルシウム 6.4㎎
 マグネシウム 0.5㎎
 マンガン 0.0006㎎
 鉄 0.016㎎


【2】50リットルの飼育水に100gのピンク岩塩(ノーマル)を添加した場合

1リットルあたりのミネラル含有量
 カリウム 2㎎
 カルシウム 1.96㎎
 マグネシウム 10㎎
 マンガン 0.0012㎎
 鉄 0.0204㎎


【3】50リットルの飼育水に100gのピンク岩塩(濃色)を添加した場合

1リットルあたりのミネラル含有量
 カリウム 2.6㎎
 カルシウム 3㎎
 マグネシウム 3.6㎎
 マンガン 0.0024㎎
 鉄 0.109㎎


【参考】弊店で通常販売している原塩は、100g中のミネラル含有量として、一般的にはこのようなものになります。
 カリウム 3.5mg 
 カルシウム 2.7mg
 マグネシウム 110mg
1リットルに100g溶解した場合、1リットルあたりのミネラル含有量は以下の通りです。
1リットルあたりのミネラル含有量
 カリウム 0.35mg 
 カルシウム 0.27mg
 マグネシウム 11mg

補足として原塩は金魚飼育の日常管理に使用する場合、カリウム・カルシウムが要求量より少なく、適量入っていれば良いマグネシウムがすこし多すぎる印象です。
金魚が要求するミネラル量の最適ゾーンを逸脱して無機化合物を添加した場合、事故の原因となりますので、くれぐれもご注意下さい。
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岩塩を使用した場合のミネラル量は、いわゆる「ナチュラルミネラルウォーター」と全く遜色の無いものに仕上がります。
病中病後だけではなく、産卵前や日常管理に際してもこれは非常に有用な数値です。

一般的な薬浴やピントを絞った治療目的の浸透圧調整には従来の海塩の方が有用ですが、その他の管理には非常に使い勝手の良いものであるかと存じます。

是非ご活用下さい。


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