言いたいことのほとんどが書いてありましたので、
VOR(ボイス・オブ・ロシア)の論説委員、アンドレイ・イワノフ氏の記事をご紹介します。
他人の書いた記事のフルコピペは、私どもは過去やったことはありませんが、彼の論説は理路整然としており、非常に情熱的で、正論がすばらしいと常々思っておりましたので、初めてこういった引用をいたします。
以下、原文ママになります。
-------------------------
http://japanese.ruvr.ru/2014_08_06/275574479/
対ロシア制裁:何故オバマ氏を日本人が支持せねばならないのだろうか?
クリミア共和国の企業、役人らに加え、あんなにも日本人に人気のナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までを制裁対象に列挙した日本。
こうした制裁によってこの国はロシアとの政治対話を弱め、クリミアでの経済的な旨みまで失うことになってしまった。
健全な思考や基本的な論理というものは、重要な、そして時に悲劇的事件への国際社会の反応を説明しようという試みの前に尻込みしてしまうことが多い。
銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は憤慨し、米国は反目する両サイドに直ちに戦いをやめ、流血の事態を止めるよう呼びかける。
銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は口をつぐみ、米国はこれを合法的な反テロ作戦と呼び、勝利を手にするまで戦い続けねばならないという。
最初のケースはガザ地区であり、次のケースはウクライナ南・東部の話だ。最初のケースでは状況への働きかけは基本的に呼びかけと批判に集約されている。ところが2番目のケースは制裁にまで至ってしまう。しかもこの制裁はなぜか、自国民相手に戦争を行うキエフ当局に向けたものではなく、ロシアに対して発動されている。
日本はまたもや制裁を発動した。今回はクリミアの企業、役人がその対象だが、そこには日本人にすっかり愛され、たくさんの漫画の主人公にまでなったナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までが入ってしまった。
自らの命をかけ、健康まで害しながらウクライナ人マフィアと闘ったこの可愛らしい女性が何故に、キエフ当局の命令と米国の承認に従い、ウクライナ軍がドンバスで行った一般市民の殺戮の責任を取らねばならないのか? どんな論理が成り立つというのだろう?
制裁対象になってしまったクリミアの役人、ルスタム・テミルガリエフ氏は、日本の制裁発動には笑いを禁じえないと語る。何故ならば本質的にはこれは政治的な行為であり、クリミア経済には何の否定的な影響もないからだ。
しかも有名な日本人政治家で元外交官の東郷和彦氏も、この制裁が露日関係に、せめて経済関係には何の害も及ぼさないことを祈念するとの期待を表した。
だが日本企業がクリミアで抱える複数のプロジェクトがご破算の危機に瀕していることは事実だ。
しかも政治にも損失が出ている。
ロシア外務省は日本の制裁発動を受けて、8月に予定されていたイーゴリ・モルグロフ外務次官と杉山外務審議官の協議を延期したからだ。
これに日本外務省が、対話の機会をロシア側は一方的に取り消したことは極めて遺憾との声明を表したことは特筆に価する。
対露制裁の発動の決定をとった日本の役人、政治家らにひとつ尋ねてみたいものだ。
みなさん、何がお望みだったんでしょうか?
あなた方はクリミア産のあらゆる商品の輸入を禁じられた。
だがクリミアのメーカーに甚大な被害が出ることはおそらくない。
というのも消費市場は別に見つかるからだ。
それでもなんらかの困難はやはりついて回るだろう。
今春キエフ当局の命令によってクリミアに淡水を供給する水路が閉じられた時と同様な事態が。
これはクリミア半島の農業に大きな打撃となった。
問題は迅速に解決されたものの、このためにロシアは大陸部からクリミアまでつながる水道を敷設するため、軍隊を緊急機動させるはめになった。
キエフ当局がロシアと、再びロシアの一部となってしまったクリミアにさんざん嫌がらせをしようとすることは理解できる。
キエフの政治家と米国の同盟国らは未だに臍をかんでいる。
なぜならキエフ当局と米国の計画では、米軍基地となり、ロシアへの軍事的圧力を拡大するための前進基地になるはずだったクリミアが、目の前で突然離れていってしまったからだ。
だが、ロシアとクリミアが日本に何の悪さをしたというのか?
クリミアはロシアの一部となることで、日本の投資に対し、たとえばリサイクルエネルギーを含むエネルギー産業に、また観光に一層広く門戸を開放できたはずなのだ。
だが、相互協力を拡大する代わりに日本は事実上、これを害するための手を尽くしてしまった。
いったい何故?
なんのために?
自分の第1の同盟国、米国がこれを望むという理由だけで?
だが日本政府は果たして米国の外交政策が完璧なものと信憑性を感じているのだろうか?
米国民自身でさえ、こんな信憑性は感じていない。
それどころか米国民はオバマ大統領に対し、ウクライナの一般市民への爆撃を止めるよう要請しているのだ。
NBCがウォールストリート・ジャーナルとともに行った世論調査では、米国民の大統領支持率は40%にまで落ち込んだ。
だが米国民自身がオバマ氏の不誠実な政策に支持を示していないのであれば、何故これを日本人が支持せねばならないのだろうか?
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引用ここまでです。
この記事に関する私どものコメントは、以下のとおりです。
アンドレイ イワノフ氏、貴方の仰る論説は全て正しいです。
一片の曇りも無く、全てが正義に基づいています。
私たちはあなたの記事を自らのブログで日本人に紹介したいと思います。
今、正常な頭を持つ日本国民は、このことについて非常に強い怒りと情けなさを感じています。
首相官邸前では連日即時辞任を求めるデモが続けられています。
今回の事態については、左翼(極左~リベラル層)、右翼(極右~やや右寄り)まで一致団結し、二つの羽を羽ばたかせ、ロシアに制裁を行わないで欲しいことを決定の瞬間まで要請し続けました。
こんな異様な光景は生まれて初めて見たものでした。
そして、同時に、国会議事堂の中に蠢く者の本当の国籍を全員が肌身で知った日でもありました。
ロシア側が疑念や怒りを感じているように、日本国民もそれ以上に怒り悲しみ、情けなさに打ちひしがれております。
私たちはこれから、良い方向に向かうように一個人として最大の努力をしてゆきたいと思っております。
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一言書き忘れておりましたが、8/5は、1945年、広島市民が最後に普通の日々を送った一日でありました。
よりによって選んだようにそんな日に・・・・・・。
日本政府はこの制裁を発動したことにより、私共が常々訴え続けてきた「人道的対応」全てを却下したものだと理解しました。
そして、日本政府の行いにより、現状では日本人一人一人にこの罪が被せられてしまったことも忘れてはいけないと存じます。
これによって、私たちは「А теперь мы с тобой притихли(そして今私たちは沈黙しています)」です。

VOR(ボイス・オブ・ロシア)の論説委員、アンドレイ・イワノフ氏の記事をご紹介します。
他人の書いた記事のフルコピペは、私どもは過去やったことはありませんが、彼の論説は理路整然としており、非常に情熱的で、正論がすばらしいと常々思っておりましたので、初めてこういった引用をいたします。
以下、原文ママになります。
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http://japanese.ruvr.ru/2014_08_06/275574479/
対ロシア制裁:何故オバマ氏を日本人が支持せねばならないのだろうか?
クリミア共和国の企業、役人らに加え、あんなにも日本人に人気のナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までを制裁対象に列挙した日本。
こうした制裁によってこの国はロシアとの政治対話を弱め、クリミアでの経済的な旨みまで失うことになってしまった。
健全な思考や基本的な論理というものは、重要な、そして時に悲劇的事件への国際社会の反応を説明しようという試みの前に尻込みしてしまうことが多い。
銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は憤慨し、米国は反目する両サイドに直ちに戦いをやめ、流血の事態を止めるよう呼びかける。
銃声が轟き、大口径の砲弾やミサイルが家屋を破壊し、年寄り、女子供が瓦礫の下で死んでゆく。世界は口をつぐみ、米国はこれを合法的な反テロ作戦と呼び、勝利を手にするまで戦い続けねばならないという。
最初のケースはガザ地区であり、次のケースはウクライナ南・東部の話だ。最初のケースでは状況への働きかけは基本的に呼びかけと批判に集約されている。ところが2番目のケースは制裁にまで至ってしまう。しかもこの制裁はなぜか、自国民相手に戦争を行うキエフ当局に向けたものではなく、ロシアに対して発動されている。
日本はまたもや制裁を発動した。今回はクリミアの企業、役人がその対象だが、そこには日本人にすっかり愛され、たくさんの漫画の主人公にまでなったナタリヤ・ポクロンスカヤ検事までが入ってしまった。
自らの命をかけ、健康まで害しながらウクライナ人マフィアと闘ったこの可愛らしい女性が何故に、キエフ当局の命令と米国の承認に従い、ウクライナ軍がドンバスで行った一般市民の殺戮の責任を取らねばならないのか? どんな論理が成り立つというのだろう?
制裁対象になってしまったクリミアの役人、ルスタム・テミルガリエフ氏は、日本の制裁発動には笑いを禁じえないと語る。何故ならば本質的にはこれは政治的な行為であり、クリミア経済には何の否定的な影響もないからだ。
しかも有名な日本人政治家で元外交官の東郷和彦氏も、この制裁が露日関係に、せめて経済関係には何の害も及ぼさないことを祈念するとの期待を表した。
だが日本企業がクリミアで抱える複数のプロジェクトがご破算の危機に瀕していることは事実だ。
しかも政治にも損失が出ている。
ロシア外務省は日本の制裁発動を受けて、8月に予定されていたイーゴリ・モルグロフ外務次官と杉山外務審議官の協議を延期したからだ。
これに日本外務省が、対話の機会をロシア側は一方的に取り消したことは極めて遺憾との声明を表したことは特筆に価する。
対露制裁の発動の決定をとった日本の役人、政治家らにひとつ尋ねてみたいものだ。
みなさん、何がお望みだったんでしょうか?
あなた方はクリミア産のあらゆる商品の輸入を禁じられた。
だがクリミアのメーカーに甚大な被害が出ることはおそらくない。
というのも消費市場は別に見つかるからだ。
それでもなんらかの困難はやはりついて回るだろう。
今春キエフ当局の命令によってクリミアに淡水を供給する水路が閉じられた時と同様な事態が。
これはクリミア半島の農業に大きな打撃となった。
問題は迅速に解決されたものの、このためにロシアは大陸部からクリミアまでつながる水道を敷設するため、軍隊を緊急機動させるはめになった。
キエフ当局がロシアと、再びロシアの一部となってしまったクリミアにさんざん嫌がらせをしようとすることは理解できる。
キエフの政治家と米国の同盟国らは未だに臍をかんでいる。
なぜならキエフ当局と米国の計画では、米軍基地となり、ロシアへの軍事的圧力を拡大するための前進基地になるはずだったクリミアが、目の前で突然離れていってしまったからだ。
だが、ロシアとクリミアが日本に何の悪さをしたというのか?
クリミアはロシアの一部となることで、日本の投資に対し、たとえばリサイクルエネルギーを含むエネルギー産業に、また観光に一層広く門戸を開放できたはずなのだ。
だが、相互協力を拡大する代わりに日本は事実上、これを害するための手を尽くしてしまった。
いったい何故?
なんのために?
自分の第1の同盟国、米国がこれを望むという理由だけで?
だが日本政府は果たして米国の外交政策が完璧なものと信憑性を感じているのだろうか?
米国民自身でさえ、こんな信憑性は感じていない。
それどころか米国民はオバマ大統領に対し、ウクライナの一般市民への爆撃を止めるよう要請しているのだ。
NBCがウォールストリート・ジャーナルとともに行った世論調査では、米国民の大統領支持率は40%にまで落ち込んだ。
だが米国民自身がオバマ氏の不誠実な政策に支持を示していないのであれば、何故これを日本人が支持せねばならないのだろうか?
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引用ここまでです。
この記事に関する私どものコメントは、以下のとおりです。
アンドレイ イワノフ氏、貴方の仰る論説は全て正しいです。
一片の曇りも無く、全てが正義に基づいています。
私たちはあなたの記事を自らのブログで日本人に紹介したいと思います。
今、正常な頭を持つ日本国民は、このことについて非常に強い怒りと情けなさを感じています。
首相官邸前では連日即時辞任を求めるデモが続けられています。
今回の事態については、左翼(極左~リベラル層)、右翼(極右~やや右寄り)まで一致団結し、二つの羽を羽ばたかせ、ロシアに制裁を行わないで欲しいことを決定の瞬間まで要請し続けました。
こんな異様な光景は生まれて初めて見たものでした。
そして、同時に、国会議事堂の中に蠢く者の本当の国籍を全員が肌身で知った日でもありました。
ロシア側が疑念や怒りを感じているように、日本国民もそれ以上に怒り悲しみ、情けなさに打ちひしがれております。
私たちはこれから、良い方向に向かうように一個人として最大の努力をしてゆきたいと思っております。
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一言書き忘れておりましたが、8/5は、1945年、広島市民が最後に普通の日々を送った一日でありました。
よりによって選んだようにそんな日に・・・・・・。
日本政府はこの制裁を発動したことにより、私共が常々訴え続けてきた「人道的対応」全てを却下したものだと理解しました。
そして、日本政府の行いにより、現状では日本人一人一人にこの罪が被せられてしまったことも忘れてはいけないと存じます。
これによって、私たちは「А теперь мы с тобой притихли(そして今私たちは沈黙しています)」です。
