



福島第一原発事故後に見られた、高線量区域における金魚の眼窩形成不全3パターンです。
1)眼窩が形成されていても眼球が形成されなかったもの(外傷個体ではありません)2011年産まれです。
2)良く見ると極めて小さな眼窩が形成されているが、眼球が形成されていないもの。2012年産まれです。
3)頭蓋骨に眼窩が全く未形成であるもの。頭蓋骨は本来眼窩がある箇所で閉鎖しています。2012年産まれです。
※眼窩=頭蓋骨に生まれつき開いている目が入る為の穴
※片眼窩の形成不全=人間の頭蓋骨をイメージして下さい。目のところにある二つの穴のうち、一つが完全に存在しない状況を考えて下さい。
金魚が受傷により眼球を脱落させる事故はそれほど珍しくはありませんが、生まれつき全くの未形成であったり、頭蓋骨に眼窩が未形成、もしくは異常な形状の眼窩が形成されることは、2011年3月11日以前には極めて稀、もしくは起こりえないケースでした。しかし、原発事故後にこういった奇形が頻発しております。特に眼窩未形成個体については初めて見ました。
この個体達は外傷によってこうなったのではなく、生まれついてこの形をしておりました。
脊椎動物には発生段階で左右対称性を維持しようとする性質がありますので、もしまったくの眼窩不形成であっても、左右が同じように不形成であれば、それはある意味「正常」な奇形です。しかしながら、眼球という器官に於いてここまで左右対称性が崩れた奇形は極めて「異常」であり、ある程度の広さのあるエリア内で集団で頻発することは、何か然るべき要因があることかと思われます。
片目無し奇形の個体達は生存率極めて悪く、比較的早期に斃死します。眼球の他にも異常部位がある可能性は否めません。
はっきり申し上げて、私は放射性降下物の関与を疑っております。
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↑ここまでyoutubeの文章と同じです。以降、補足と致します。
何度も同じことを言いますが、発生の段階で左右均等性が骨レベルで損なわれるというのは尋常な事態ではありません。
良く伺うご意見が、「でも宇宙船の中でめだかはちゃんと発生したじゃない」という内容ですが、宇宙船の中というのは、核種がその辺に舞い散っていて放射線量が高い空間なのでしょうか?
埃一つ無いクリーンルームで行われた実験と、露天の、雨風埃を防ぎようの無い場所で行われた結果を一緒くたにすることは、およそ科学的な姿勢とはいえないと思われます。
また、「食べる分には問題無いんでしょ」というようなご意見はリアルでお伺い致しました。
私も、敢えてこれを食べると仰るのであれば、お止めすることはありません。
どうぞ!食べて応援して下さい!
飼育環境を考えれば、その辺で取れた淡水魚よりも遥かに放射性物質のレベルは低いものだと自負しております。
しかしながら、彼らは「観賞魚」であり、美しいと思ってもらえることでこそ存在価値のある生き物です。
従来知られた「正常」な奇形と異なる形態で、生まれつき目玉が一個無いということは、酷い価値毀損であり、国に命令されようがされまいが、流通することは有り得ません。
また、「これは魚にだけ起こることで人間には起こらないに決まってる」と言われたこともありますが、私はそれは「わからない」ことだと考えます。
放射性降下物の量だけで言えば、2011年の方が酷かったのです。しかしながら、2011年生まれの個体には、眼球はありませんでしたが、頭蓋骨に眼窩は開いておりました(桜東参照)。2012年生まれの個体の方が、眼窩未形成等、奇形の深刻度は増しております。
私は昨年この奇形に対して、卵の発生段階、特に眼球が形成される時期に放射性降下物が直に卵に接触した為に起こった奇形なのではないか?と推測をしておりましたが、本年起こった奇形の方が酷くなったことを考慮すると、その推測は楽天的すぎたのではないか?直に接触しなくても何かが起こるのではないか?と反省しております。このように、「わからない」事態が魚に於いてすら進行中なのです。どうして人間に於いて「何も起こらない」と断言出来るのでしょうか?


これら画像の奇形は、事故後数年を置いてから出てきたもので、ただちに出てきたものではありません。
日本のホットスポットでは、事故年より割とただちに金魚の片目がなくなったり、片鰭のみが延々と伸び続ける奇形が少なくとも私共の店単体で集めただけでも確認されております。そして2年で奇形は深刻度を増しました。
確率的に多すぎやしませんでしょうか?
私共は、これは単なる通過点にすぎないものではないかと恐れております。
この先の世界はもう想像ができません。
安全派の方々は、今後人間には奇形が出る事は無いと断言されておりますが、断言されるからには責任をとられるのでしょう。
どういう責任を取っていただけるのか、心より楽しみにしております。

これはロシアで有名な「FEMEN」という裸になって政治風刺をするお姉さん達の作った日本宛のメッセージです。
震災の比較的すぐ後にFEMENの公式サイトからこれがダウンロード可能になり、正直申し上げて、当時は彼女達のメッセージの意味が私共には理解できませんでした。
そして、柏がホットスポットになり、放射能とは何なのか?という事を真剣に考えた時、やっとお姉さん達のメッセージが理解できたように感じます。
「強いままで」これはニュアンスが伝わりにくいのですが、当時は頑張れとかそういう意味だと思いました。
問題はこれです。
向かって右のお姉さんが掲げている
「KILLED BY PEACEFUL」
PEACEFULによって殺される・・・?
PEACEFULとは辞書によれば、形容詞であり、
<国・時代など>平和な・泰平な
<国民など>平和を好む
<一般的には>平和のための、平和的な、平時用の
つまり、平和な時代に固着しすぎ、今現在起こっている事態を認めようとしないが為に、その平和であるが為に殺されてしまう日本国民に向けたメッセージであると、解釈しました。
チェルノブイリを経験した彼女達は、今の日本の安全か危険かの論争など、いつか来た道だったのでしょう。
それを思えばこそ、彼女達が使いたかった日本語は「頑張れ」ではなく「強いままで」だったのかもしれません。
私たちはもう良い中年ですが、日本人の考える「大人」とはどういった意味なのでしょうか?
ただ物も言わず、踏ん張ることだけが「大人」とは私たちには到底思えません。
「協調」とは何でしょうか?
周りに合わせること、至極当然ですが、協調することにより集団自殺をするのは御免です。
このまま最悪のコースを突き進むよりも、死に物狂いの努力で「かなり悪い」→「だいぶ悪い」→「ちょっと悪い」に変えてゆくことが出来たらば、きっと未来は「かなり良い」ことになるのではないか?と、私共は思っております。
FEMENのお姉さんでロシアつながりの小話なのですが、
アネクドート(政治風刺の小話)にこんなものがあります。
資本主義国と社会主義国のおとぎ話の違い。
資本主義国では「むかしむかしある所に、…」で始まるが、
社会主義国では「やがて、いつかは、…」で始まる。
イデオロギーは今の日本ではかなりどうでもいい話なのですが、
どうも最近の日本は、「やがて、いつかは、…」がおとぎ話になってしまっているような気が致します。
最後に、
そもそも、町の小さな小さな金魚屋が、
このようなことを書く「時代・風潮」こそが相当おかしいのだと、皆様、良く考えてみて下さい。