考えてもごらんよ、ヤマだぜ!
傾斜があって地形が細かく入りくんでいる――尾根・沢を一つ越えるだけで地形も地質も違うんだ。
平場の農業や工業みたいに、大型機械でドバドバ効率化を図ろうったって、どだい無理
それでも、いわゆる「高性能林業機械」は徐々に普及してきている。
ヨーロッパに比べて機械化が遅れているって簡単に言う人もあるけど、向こうはホイール(タイヤ)タイプの重機がヤマに入って行ける。
こっちはクローラ(キャタピラ)履いててもぬかるんだ。地理条件が違うんだよ。
国産機械の開発が遅れてるって……高い開発費を掛けて、どんだけ売れるんだよ。農業機械とは販売台数が天と地ほども違うんだ。
まだ私の若い頃――
当時はハーベスタ(立木をアームで掴んで伐倒できる高性能機械)の出始めだった
重機の入れる緩い地形の場所だけ機械で伐採して、急傾斜地や危険な所は、あとはチェンソーでやっといてね、といなくなっちゃう
なんだかなあ
一番危険な伐倒作業が機械化出来ない。
仲間と話し合った
結局、キャタピラとかでヤマに入るのは無理なんだよ。どんな複雑な地形でも対応するには、やっぱり足で立つタイプじゃないと……
で、結論が――
林業機械の最終型って……ガンダムだよね!
それを思い出して、久しぶりにガンプラ作ってイメージ画像――
これぞ、林業機械ガンダム!

ガンダムには伐倒機具が付いていないから(当たり前だ!)
取りあえずビームサーベルを持たせてみた。
立木伐採用であれば、装着するのはハーベスタタイプかフェラバンチャタイプ
つまり、鋸でシャッと切るか、ハサミでチョン切るか
ガンダムは動力が強いから、ハサミでいけそうだね

まず、ガンダムがチョッキンチョッキンと立木を伐る。
それを集めるのがボール
↓

このアームで丸太をつかんでトラック道路まで運ぶんだよ。
つまり、現在の木材生産システム――車両系と架線系の他に、ガンダム系が出来る
ガンダム+ボールの2人セットで直径30センチ上の立木を100本収穫するとして70m3/日、35m3/人――
現在の木材生産性はせいぜい10m3/人だから遥かに効率が上がる
↑目くらましに数字を並べてみた
第一、ガンダム系のシステムはオペレーターが安全である
モビルスーツが転んでパイロットが怪我したなんて、聞いたことがない…(ん?)
現在、林業作業員の平均年齢は若返りつつある――それでも平均52才、総数で5万人しかいないんだぜ
今の日本、富も娯楽も便利さも呆れるくらい都会に集中している
若い世代に「田舎で林業やりましょう」って言っても……ねえ
日本人の価値観、人生観そのものが変わっていかないと、林業復活は厳しい
だからさ、思いっきり最新装備にしちゃうんだよ
最新最先端なものが田舎にある――
「林業をやればガンダムに乗れます!」
ってどーよ
田舎生活の本当の良さに気がつくのは、その後、腰を落ち付けてからでいいさ
お上が号令を掛けても、お金をばらまいても、日本人の心が変わっていかない限り、「地方復権」の風は吹かない……
あ~もう、なんかカンフル剤はないかな~、と考えたのがこれ。
地道に取り組んでいる人達には悪い冗談だったね、失礼しました。
あ、因みにこのプラモ、こんな銃器もついていたけど、使わなかった――

このガンダムは平和利用です
武器は……要りませ~ん!






