空はどこから/猫の長靴 -3ページ目

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

8月4~5日、私は静岡県のヤマにいた



新幹線の駅を降りた時、まだ8時半だというのに気温は30度を優に超えている
アスファルトの照り返しで脳がイカれそうだ

逃げるように内陸へ
雨上がりの空、山の稜線はぼんやりと煙っている


林道を辿ってスギ林に隠れ込む

樹冠が太陽を遮り、林床の照り返しもない
風が吹く――
驚くほど涼しい


なぜ人間はコンクリートやアスファルトで大地を覆いたがるのだろう

昔、雑誌で読んだことがある
インダス文明が滅びた理由、一説では
大地を――都市の全てを――煉瓦で覆い、気候変動を引き起こしたためと言われている

今の都市文明を見ていると、同じ過ちを繰り返しているように思う
コンクリとアスファルト――大地が窒息している。明らかに気候を変えてしまっている

ねえ、ガマ親分



歩道沿いはヤマゴボウだらけ


毒草です。食べると死ぬかも

でも、食べなきゃいいだけのこと
きちんと知識さえあれば良い


林道沿いの側溝、苔生している


イモリ見つけた

上手く写真に撮れないなあ、と四苦八苦していたら、同行していた地元の人がむんずと掴んだ
そうか、コイツは毒が無いんだよな

アカハライモリ君


アラレもないカッコをさせてゴメンナサイ



日本の森林は、ヒルの棲息域が増えているらしい
シカやクマの獣害が増えるに連れて――獣(毛もの)がヒルを媒介しているのだ

ましてこの日は雨模様、ヒル君、元気
私の地下タビに取り付いたヒル


この中で踊っている

何処に居るのか分からないね(汗)
枯れ枝の上に並んで、立ち上がってゆらゆらと揺れる姿――ジュリアナ東京のお立ち台のおネエちゃんを連想したのは私だけ?

上手く写んないからバインダーの上に乗せた

これがホントの「ヒルナンデス」と言ったら少しだけ受けた


宿に入って浴衣に着替えていたら、同僚の衣服からヒルがポトンポトンと落ちてきた
こんな時って、オジサンでもキャア~!って言うんだね(笑)

証拠の写真


その裏側

執拗に写真を撮りたがる私に、同僚達は不審な表情

この同僚は足を数ヵ所咬まれてスネが血みどろ

私は指を2ヶ所咬まれた(暑苦しいので、軍手はあまり履かないのである)
グイと引き剥がしてヤマに捨てた


私はバカバカしさに笑えてくる
なんだ、ヒルくらい……と思う

いっそ、こんなどうでもいい単純なことで、ひどい目にあっていたい、と思う

出張中、ずっと胸に巣食っていた想い――
愛別離苦の苦しみに比べれば……

こんな傷みなんか、楽だ
ドラマも小説も
例えば北の国から(ここで持ち出すのは失礼だけど)――主人公・五郎の身内は妻も義妹も娘も、みんな不倫まみれだ
でもその物語は美しいとして人々の感動を呼ぶ

不倫という言葉は、浮気や不実を言い換えただけの流行り言葉
誰が最初に流行らせたのか知らないが、音の響きがカッコいいから、フィクションでも雑誌でも情報番組でも、溢れんばかりに「フリン」だらけ

瀬戸内晴美(寂聴)さんは、他の男性に心が動いた時、「心が裏切ったら不義である」と自分が許せず、夫と離縁した
今の「フリン囃子」にそんな凛々しさなどカケラもない

ドラマではそんなフリン話に憧れておきながら、実際の報道となると、ここぞとばかりにバッシングする
どちらにしても、楽しんでいる
どうせ「他人事」なのだ
この娘が一瞬にして、自分のいた世界から抹消されたことなど、何とも思っちゃいない

この娘に怒ることが出来るのは、直接の関係者だけだ
そしてこの娘を叱ることが出来るのは、この娘を大切に想う心を持つ人だけだ


ワイドショーでは、ゲス不倫の相手として紹介され、面白おかしくコメントされる
みんな笑って話している
一人の娘がその存在を消されようと、その娘を大切に想う者がいようと、彼らにはどうでもよいことなのだ
「不倫」という流行り言葉で括られる時間潰し

その中で、ネットで流れたおぎやはぎさんとひとりさんのコメントのみ、僅かながらも体温があった
おぎやはぎさんからは「自分の美質を見失って変貌していったこと」
ひとりさんからは「自制心が欠けていたこと」
を嘆く気持ちが感じられた


もし、私がさちこに会えるなら
まず「バカだなあ」と言う

そして出来るなら、ハグをして
「だいじょうぶだよ」と言う

何が大丈夫なのか分からないが、既に罰を受けた娘に対して、他に何が言えるだろう


さっちゃん
私はただひたすらに、君の消息を知りたい

言葉なんかで、どうせ真実の想いなんて伝え切れない
どんな中途半端な言葉でもいい
君の声が聞きたい
お母さんが私のブログを読んだことがある、と さっちゃんに聞いていたので、もしやと思い、このメッセージを送信します


今回の騒動、私はこのように考えています
――さちこのような妙齢の美しい娘に恋愛経験のないはずはなく、今回はその相手が明らかになったというに過ぎません

そして実際に明らかになってしまうと、胸の奥に疼き――喪失感のようなものを覚えます
しかし、それはどんな相手であっても(例え立派な男性だったとしても)多かれ少なかれ、同じ疼きを感じることでしょう……男親ならそういうものです
そして私も


私にとって最も大きな哀しみは、さっちゃんの消息が途絶えてしまっていることです

今、何処でしょんぼりと肩を落としているのだろうか
寄り添う人はいるのだろうか、或いは一人ぼっちでいるのだろうか
想像すると、心臓が締め付けられるように苦しくなります


さちこのお母さん
もしこのブログに気がつきましたら、さっちゃんにこの言葉を伝えて下さい

どんなことも、やがては過去になります。決して投げやりな気持ちにならないように

そして、迷惑をおかけした身近な方々に、きちんとお詫びの言葉を伝えるように

焦らず、正直に生きてください
良い子でも悪い子でも、さちこはさちこです


私の夢は40代-50代の、人として成長した――あるいはちっとも成長していない?――さっちゃんの満ち足りた姿に会い、旧交を温め合うことです

私のアイコンネームは、さちこの存在を知り、そのブログにコメントするために生まれました
ファイミルはずっと さちこの(自称)叔父さんです


ぼんやりと過ごしてしまう毎日、漠然と重ねてしまう年齢
大きな哀しみにぶち当たった時、自分が「生きている」ということをヒリヒリと実感させられます

でも哀しみと悦びとは、実は表裏一体のものなのです