空はどこから/猫の長靴 -22ページ目

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

ひょんなことから、引っ越しすることになった。職場の事情である。行き先は同じ市内

今の住居ももう8年になる
一ヵ所に長く滞まると澱も溜まる
家の広さに応じて物が増えるから、今回の「宿替え(落語風に言うとね)」――断捨離にはちょうどいいかな、とも思っている

荷造りで家の中をひっくり返していると「ああ、これは!」という懐かしい物が出てきたりする
それはおいおいブログネタにしていくとして、今回はコレ



原田知世さんのブロマイド
知世さん中学生――言わずと知れた、映画デビュー『時をかける少女』の頃である
撮影自体は、更にその前かもしれない。映画デビューの前にTVドラマの主演作があったはずだから
当時、如何にもありそうなショートカットの髪型、でもその透明感が半端ない!

これは私が買った初めてのブロマイドである
どこで買ったのか、とんと記憶がない
確か、札幌の狸小路の旭屋書店にそんなコーナーがあったような気がする。通販でなければ、おそらくそこだろう

現在の知世さん、私はしばらくドラマでは見ていないが、コーヒーのブレンディのCMでは、小さな女の子のママ役を長く演じている
時を超えても変わらないね、この人の透明感、清潔感
ファイミルはすっかり「汚れっちまった哀しみに……」なオヤジになっちまったけどさ


さて、私がブロマイドを買ったタレントさんについて考えてみた
なんと知世さんの次は、ずずずいーっと時を下り――30年後!のことになる

つまり、私のブロマイド史を辿れば、知世さんの次はいきなり幸子である


馬越幸子ちゃんのブロマイド


これは非売品、『ハニーB』の予約特典。
CD受け取り場所(確か渋谷のカラオケ店のロビーだった)に行くとメンバーの写真が並べてあり「一枚だけ取ってください」――
さっちゃんの写真に手を伸ばすと「みんなこれを持ってくなあ……」とスタッフさんが言った――これがホントなのか幸子推しへのお上手なのかは分からない

その後、タガが外れて、pre-dia→DORive→ユルリラポのメンバーのブロマイドが溜まっていった
「これ、持ってくの?」
荷造りしながら、妻は不満げだ
「最後の青春の記念だからさ……」

最近の さっちゃんブロマイドで私の一番のお気に入り


物販でこれを見る度、ふらふら~っと買ってしまう
……何枚買うんだよ(笑)


因みに今の私には、部屋に写真を飾る習慣がない
愛猫ふぁい・みるの写真すら飾っていない
印画紙なんかに頼らなくても、眼を瞑れば面影が残っている――「瞼の猫」だ


俺が死んだら、棺桶にさっちゃんのブロマイドを詰めてよ――と妻には言ってある
本当にそうなるかは分からないが、
私にとって、憧れのブロマイド・タレントは さっちゃんでラストになるような気がする
なんかもう、億劫なのだ
近頃では綺麗な女性を見ても
「でもまあ、さっちゃん以上に可愛いワケじゃなし……」と思うようになっている
このコを最後に、上手に枯れていきたいな、と願っているのである

そんなワケで、ファイミル「青年」のブロマイド史においては、知世さんと さっちゃんは最初と最後、オンリー2の地位を占めているのである――という話、でした



6日、土曜日は新国立小劇場の対バン
さっちゃんがインフルエンザでダウンしたという告知を見たのは、会場でチケットを受け取った直後だった
……それからしばらくは、茫然

今どんな状態なのかな、看病する人はいるのかな、と気を揉んだところで、ファイミルは実の叔父さんじゃないから、何も出来ない
だから、取りあえずこんなブログを書いてみた

さっちゃん
無理せずしっかり養生しておくれ

そしてまた、何を考えてるのか分からない「不思議系不思議キャラ」の元気な姿を見せておくれっ!(о´∀`о)ノ

私はかつて、ブログ記事で「もし、この世に映画がー本しか残せないとしたら、とりあえず『トトロ』が良い。幼い子どもからお年寄りまで、みんなでトトロを観ればいい」と書いた

しかし、更に考えてみると、この映画には、人間を描く上で重要な要素がーつ欠けている

それは――エロティシズムである


昨年、CS放送で久しぶりに『カルメン故郷に帰る』を観た
1951年、国産初の総天然色(カラー)映画
私の母は娘時代に地元の公民館で観たらしい


人気絶頂の高峰秀子さんが、頭の弱い「自称、舞踏芸術家≒ストリッパー」となって里帰りをする

トップスターのセミヌード、しかも総天然色、世間は驚いたろうな~
「デコちゃん!なにやってんだよぉ~!?」
純情ファンの悲鳴が聞こえるようだ


さて、私がこの記事のタイトルを「邦画のふるさと」とした理由
それはこの映画にみっちりと込められた、日本人の情感――


カルメンが帰る日
父親は娘の姿を見たくないと牧場の仕事に出てしまう――ホントは会いたくて堪らない。でも派手に着飾り、変わり果てた娘を見るのがつらいのだ

おきん(芸名カルメン)と朱美(同行してきたストリッパー仲間)は北軽井沢の駅から馬車で牧場に到着する
まあ、素敵な景色!とばかりに草原に駆け上がり、舞台仕込みのキテレツなダンスを踊り出す――総天然色、空の青・白い雲、そして草原が絵画のように美しい


(このスチール写真、私の家の百科事典の「日本映画」の項にも掲載されていた――懐かしい)

やがて緑の稜線に、孫(カルメンの甥)に手を引かれ、しぶしぶと連れ戻された父親の姿
「お父ちゃーん!」元気に手を振るカルメン
父親は……ペコリと、お辞儀する?

カルメンはもどかしげにハイヒールを脱ぎ、それを両手に振り回して高原を――父に向かって走り出す
カメラは遠景で――牧歌的な空と草原

「お父ちゃん、久し振りっ!」息を弾ませるカルメンに、父親は「ああ…ああ……」とモジモジするばかり

そして再び遠景――
腕を組み、寄り添いながら丘を降りてくるカルメンと父
この寄り添う父娘の姿に、50代ファイミルの涙腺は弛み始めるのである


カルメンの相方、マヤ朱美役は小林トシ子さん
「この人はダンサーなの?」一緒に観ていた妻が言うので「違うよ!」と言下に否定したのだが、調べてみると元・日劇ダンシングチームの人だった
私の記憶にあったのは同じく木下監督の『破れ太鼓』――トシ子さんは深窓の令嬢を淑やかに演じていた――そのキャラの変わりっぷり!女優って凄いや

一方、キャラが変わらないといえば笠智衆さん
小学校の校長先生、どんなキャラかといえば――笠智衆さんのようなキャラである(笑)
でも、演出が過ぎてちょっと戯画的だったかな

カルメンをおだてて、村でストリップの興行を企む丸十(村の有力者にして勘定高い商売人)
カルメンの父が談判に詰め寄る、掴み合いになりかけた時、校長が割って入り、丸十を投げ飛ばす
転がる丸十の前で、校長は拳を高々と突き上げる
「わしを見ろ!わしは暴力を振るった
だが、自分の行為に一点の後悔もせん!」
――日常生活でも使いたいセリフである

さて、このドタバタ騒動の中
戦争で盲目となった元教師とその妻
妻はたった一つ残った財産の馬を使い、荷馬車を牽いて細々と生計を立てている
夫はアマチュア音楽家、オルガンを弾いて故郷を歌った曲を作るのが唯一の慰め
でも、虎の子のオルガンは借金の形に丸十に取り上げられ、幼子に手を引かれて小学校までオルガンを弾きに行く
その帰り道、迎えに来た妻と荷馬車に乗っている。幼子はスヤスヤと寝入っている
穏やかに流れる時間、ふたりの何気ない世間話――ここでは、柔らかな触手をからめ合うような、夫婦の交情が描かれる


現役独身の小学校教師は佐田啓二さん(中井貴一さんのお父さんだよ)
田舎で退屈してきた朱美に色目を使われる
「何を話してたんだい?」笑顔で尋ねる同僚に
「話してたんじゃないよ!脅されてたんだ!」

ストリップ興行当夜、カルメンの父親は家に居たくないと校長の家に来る。校長は二人の先生も家に誘う
かくて、ストリップの喧騒シーンと交互に描かれるのは、泣きじゃくる父と寡黙な校長、その向かいに座らされた二人の教師

このシーンをビデオで一緒に観ていた私の父は言った
「若先生、可哀想に……ストリップ見たかったろうなあ」


話は少し戻って
カルメンが村で裸踊りをすると聞きつけ、校長は止めるべく牧場を訪れる
校長からこれを聞いて腰を抜かさんばかりの父親は、よろよろ後ろを付いていく
踊りのリハーサルをしているのだろう、丘の向こうからカルメンと朱美の嬌声が聞こえてくる

そして一本の老木の下に辿り着いた時、父は校長に縋りついて止める
カルメンことおきんは幼い頃、この老木の下で牛に蹴られて泡を吹いた。それ以来、おきんの頭のネジは緩んでしまったのだ

父は言う
「あいつが踊りたいというのなら、踊らせてやってくだせえ
この木の下で牛に蹴られたのが身の不運……
あいつが笑い者になるというのなら、わしも一緒に笑われますだ」


ラスト、興行で大儲けをした丸十は上機嫌。だが、カルメンの父親に罵られた言葉が胸に残っている
馬車を牽いてきた音楽家の妻に言う
「オルガンを持って行け、盲人のたったーつの楽しみを取り上げられるか!いいか(周りに聞こえるように)タダで返すんだぞ!」


東京行の汽車が走る――後部の無蓋車でカルメンと朱美は優雅に腰掛け、田舎に名残を惜しんでいる

男たちが次々と線路沿いに駆け寄り、ふたりを見送る
「いい村だったわねぇ」カルメン達は上機嫌
「あいつら馬鹿ヤロウだぜ」村人達は一様に嘲りの笑いを浮かべている

汽車は軽快な音を刻んで去っていく
――終り


長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2

カルメン騒動は一陣の風、村人達はやがて忘れるだろう
人の噂も七十五日、父親の屈辱も薄まっていく、しかし娘を想う情は終生続くのだろう
若先生は素朴でおまんじゅうのような娘と慎ましい所帯を持つのだろう
盲目の音楽家とその妻は、貧しさを禍福として、欲のない小さな生涯を送るのだろう

カルメンの帰郷は一時の夢
でも、その喧騒は盲目の音楽家にオルガンをもたらした――
それ故に、カルメンの人生は豊かな彩りを得たのである


可笑くて哀しくて、もうどうしようもない気持ち――坂口安吾はそれを『文学のふるさと』と呼んだ

だから私はこの映画を『邦画のふるさと』と名付けてみた
可笑しくて哀しくて情感が身に沁みて……
それでいながらエロティックさにも眼が引かれてしまう
男って情けない……
ああ、ホント、ど一しよーもない

それが人間のふるさと


このネタ、実は「ファイミルの新春ロードショー」として正月休みにアップするつもりだった。でも、いざ書いてみると……大ネタだったなぁ
24日、ユルリラポ
メンバープロデュース・ミニライブ

私の記事で内容をイメージしようとされる方は、相当誤解するかもしれません
私の不得意分野のネタだったので、無理矢理自分に寄せて書いています


第1部、にゃろフロデュース
ドレスコードは眼鏡

黒いレザーのスカートorパンツ
いつもふんわりした衣装だから、スタイルの良さが良く分かる
横を向いた時のみんなの身体、細っ!

カバー曲はK-POP3曲のメドレー
にゃろが初めて皆にダンス指導をしたらしい
私は……ポ力ン
K-POP、ほとんど知らない
2曲目は、ものまね歌合戦のご本人登場で見たことあるけど

全体写真は、なんとなくK-POPアイドル風に――
多分、こんな感じだよね?

この回、整理番号の都合で上手・立見最前が取れなかった
ところが下手に立っていたら、このメドレーは ほとんど さっちゃんが下手――

おかげで振り付け忘れた時の、さっちゃんのハニカミ笑顔が見られたよw

メガネはヒットだったね
さっちゃん、賢そうに見える
(ホントは賢いコだよ、というのは私の口癖)
でも、メガネで私がイメージしたのは――コント番組、NHK『LIFE』

ウッチャンのネタ(NHKゼネラル エグゼクティブ プレミアム ディレクター)のマネで、ツンと澄まして
「NHKなんで―」
ウッチャンって、あのウッチャン・ナンチャン?
――今度は さちこがポカン



第2部
あさみんプロデュース
1部のメドレーだけでも振り付け覚えるの大変だったろうに、このあと2部ではカバー曲ラッシュ

メンバー入れ替わり立ち替わりのハロプロ・カバー
私は再びポカン

れなしとにゃろで『恋のバカンス』――え!?
あのザ・ピーナッツの往年の名曲にして、私のカラオケのオハコ
アイドルがカバーしてたんだ

あと、さすがにラブレボリューションは断片的に見たことあるけど
こんなに一挙に慣れないダンスって――何だか余興レベル

会場のアイドルファン達はウォウウォウと盛り上がっていた

最近のユルリラポ界隈はこの種の乗りが増えてきた
そして、その喧騒はユルリラポのオリジナル曲でも同様――
歌はしっかり聞こうよ。歌ってメッセージなんだから

彼女達も、やっぱり観客が大声で騒ぎまくるアイドルライブをやりたいのかな

なんか、ユルくないね……
私はドップリ疲れた


この2部の衣装、アイドルコスなんだろうけど……私にはバレエのチュチュに見えた

だから全体写真は――
「ハイ!バレエのポーズでっ」
――MMさんにシャッターをお願いして、私は向かいで同じポーズ?
ところがストロボの点くタイミングが遅くて……おっとっと!
「取り直しさせてもらう?」
とMMさんに聞かれたけど
――いやいや、テキドなNG写真(笑)


さっちゃん2ショットは『姪っ子のバレエ発表会』
再び強引にファイミルの世界

ステージでお辞儀する姿を袖で見守る叔父さんの図
――ファイミル叔父さん、拍手してます。拝んでるんじゃありません(汗)


「イメージはドガの絵だよ」
「ドガ?知らない」

……だよね