アイドルとかレース・クイーンとかの『撮影会』なるものが、この世にあるのは聞いていた。
カメラは苦手、predia以外の女性タレントに基本、興味なし──
そんな私が、もし『撮影会』を経験するとしたら……このきっかけしか、ない。
prediaメジャーデビューCD
『壊れた愛の果てに』予約特典、撮影会。
カメラは義父の片見の光学ズーム、連写機能付き。説明書もなく、使い方は今だに把握していない。
出来るだけ大きなカメラをぶら下げたいというのは、一種の見栄である。
遺品のカメラでアイドルを写してもらって、お父さんもさぞかし本望でしょうね( ̄。 ̄)
───妻が冷ややかに言った。
かくて、私の撮影会・初体験!
prediaの天使にして小悪魔、けいたんに捧げた……品のない言い方( ̄。 ̄;)

会場は10人も入れば狭く感じる小さな部屋。でも大きな窓から自然光が差し込んでいる。造作は適度に古びていて、撮影に使えそうな小道具が散在している。
一人30秒の撮影タイムを20分間ループする。
つまり30秒ずつ、けいたんを独り占め。表情やポーズをリクエストしながら。

けいたんを撮影するYさんを撮影するJさんを撮影するファイミル。
会場は陽光に溢れて健康的、マネージャーさん達の進行はスムーズ、ファンは顔見知りが多く、雰囲気はアットホーム。
手慣れたファンは手際よいリクエストで軽快にシャッター音を刻んでいく。
30秒のリフレイン。何をしたらいいのか?
パニクったファイミルはテーマを決めた。
笑顔の決めポーズは見慣れている。
普段見れない けいたんを表現したい。
かくて、ファイミルの妄想劇。
私のしょーもない状況設定、微かに聞こえる周りのファンの失笑。
でも、けいたんは美事だった!
表情、ポージング、立ち居振る舞い……
撮り手は素人でも、被写体はプロフェッショナル。ファインダーを通しての存在感に圧倒される。
まるで20分間の格闘技。
第一部の私服、コーヒーショップで一息ついて第四部の衣装。
2回の参戦でぐったり疲れた。
本物のタレント(つまり才能のある人)、沢口けいこは凄かった!
以下、写真の貼れるだけ、ファイミル劇場
野球好きのけいたん、
まずはエア野球

夏の扉を開けて~♪

ハシゴの上に屋根裏部屋。
カタンと物音──
「誰かいるの?ピーターパン?」

という童話を読んでいる……

こちらはちょっと大人。
恋愛小説の古典『嵐が丘』にうっとり
「ああ、ヒースクリフ!私はキャサリン……」
──これ、『氷点』の陽子のワンシーン。

ハリーの白フクロウにいたずらするハーマイオニー

黒い妖精が使い魔のフクロウ相手に悪企み。
悪そうな顔して、と、しつこいリクエスト。
けいたんも災難だね。

扉の向こうは魔法の国、黒い妖精の里帰り

さて、せっかくの連写機能。
prediaナンバーから、お気に入りの振り付けをやってもらった。
まずは天使コンビのソロ
『君みたいに』のお馴染みのシーン。

『DIAMOND HIGH HEELS』の射撃シーン。

そして『DIA LOVE』
フェミニンなポーズからの

大丈夫~♪

乗り越えて~♪

行けるから~♪

私の滅茶苦茶な要求に、けいたんは全く怯まなかった。
そして私は、けいたんのオーラにノボせ、20分間でヘロヘロに疲れ切った。
私がけいたんに感じていた魅力──
妹キャラの人懐っこさ、
おどけながらも垣間見える賢さ、
漂う清潔感、
そこに、もうひとつ強烈なインパクトが加わった。
それは、芸能人としての凄み。
「タレント」とは、本来「才能のある人」
「アイドル」とは、本来「崇めるべき偶像」
このコは本物のタレントである。
ファイミルは、『アイドル・沢口けいこ』に……
ひざまづく(o_ _)o
最後に───
私が会場に着いた時、そして会場を後にする時、顔見知りの古参のファンの方が受付の近くにいた。
会話する中で、こんな話を聞いた。
──撮影会は、参加者が少ないとメンバーもファンも息抜きが出来なくて辛い。
誰かにそんな回があったら、入ってあげようと思ってる。
この人は、私がブログに「大人(たいじん)」と書いている人である。
このpredia愛の妙味。私などとはスケールが違う。
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