この惑星の片隅で ~ おそれ入谷の手拭い市 | 空はどこから/猫の長靴

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日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

書き遅れたネタ、先週の土曜日(7日)である
台東区入谷で、妻のフリーマーケットに付き合った。

基本、妻一人で店は開けるのだが、インフルエンザ明けで身体に自信がなさそうだった。
予防接種はしていたのに罹った。なんでもAとかBとかタイプがあって、ワクチンが効かなかったらしい。
病院に行ったら「〇〇市で第ー号ですよ。パイオニアですね」と言われたらしい(汗)
治ってからも何日かは外出してはいけないらしくて、妻の身体は鈍りに鈍っていた。

私にしてみれば、こういう時に付き合っておくと、後々都合が良い……いろいろとね

電車で行くつもりでスーツケースに荷物を詰めていた妻に「まあまあ、運転してやるから」とケースを車に積んでいる姿は……何とまあ良い旦那さんw


車で一時間弱、会場は小さいけれど結構な混雑、既にお客が並んで開場を待っている



イベント名はこれ
「手ぬぐいマーケット」



フリーマーケットは何度か付き合わされたけど、これほどコンセプトが明確なのは初めてだ。
日本手拭いに特化した市。だから明確な目的を持って、手拭いファンが行列を作るのだろう

妻が並べていた商品

「北海道唐草」
これ……自分の作品じゃないの?
札幌の友達に頼まれた?

むう~
俺は知らない人の手拭い売るのに付き合わされたのか


こんな札を胸に付けて――
妻が席を外す間の店番
お愛想も出来なきゃ商品知識もない(汗)

ところが苦虫を噛み潰したような顔――寅さん風に言うと「うんち食べたみたいな顔」――の私が座っていても、商品が売れるんだ
さすが手拭いファンの集まる市だね

隣りのブースは若い女の子が一人で座っていて、角だから斜め前、つまり私の方を向いてじっとしてるんだ。
女の子相手に話題なんかないから、間が持てなくて困った。
黙っていたら向こうから話かけられた――
いつもは文房具のデザインをしてネット販売しているけど、直にお客さんと接してみたくて初めて参加したらしい

北海道の話を振られて
「北海道の人にはスキヤキよりジンギスカンの方がご馳走なんですよ」
というネタは受けなかった(汗)

この子が吉祥寺に住んでいると聞いて
「以前、井の頭公園に行ったら、マンガの読み聞かせをしている人がいてね。アベックが仲良く座って聞いてるんだよ、可愛いかったなぁ~」
ああ、そうそう!
と、このネタは受けた(笑)

話が盛り上がりかけた所で妻が戻ってきて退座


後は、妻の様子を時々確認しながら、開場廻りをうろうろ
チラシを見ると――ここって公民館なんだねえ


「現代の公民館」――横文字なんだ!?
私の幼少の頃、町には映画館がなくて、年に何回か公民館で上映会があった。
東映マンガ祭りも東宝チャンピオン祭り(ゴジラ)もドリフターズの映画もそこで観た。商工会の割引券持ってね。

笑っちゃうのが、私が初めて『2001年宇宙の旅』を観たのがこの公民館。
この映画、分かんないよ~子供達には(汗)
上映数十分後には会場はガラガラ。子供達は外で雪合戦で遊んでいた。
小学校低学年の私はマセてたから、頑張って最後まで観た――後日観たら、冒頭の猿とか、輪の内側を逆さまになって歩くところとか、トイレでテレビ電話を使っているところとかを思い出して「ああ、あれは2001年だったんだ!」と分かった。

などと思い出にふけってみても、時間はなかなか潰せない
何か散歩ネタでもないかな、と考えて――ハタと気づいた


故郷以外の地名なんて、聞いたことはあっても何処にあるやら分からない

その手は桑名の焼きハマグリ
なんで有馬の人形筆
おそれ入谷の鬼子母神
……あれ?
ここ、入谷じゃん!?


歩いて数分の処に、鬼子母神のお寺があった――

ところが、塗装工事中。お参りしていると、目の前の足場組から職人さんの足が垂れてくる

うーん、ここが『あの』鬼子母神かあ~
作務衣を着たおじさんがいたので聞いてみた
「あの本堂に鬼子母神が祀られているんですか?」
「ええ、でもこんなもんですよ(と指先で大きさを示して)」
「特別拝観できる時とか、ありますか?」
「ありません」

何か、風情がないなあ……

しょんぼりと境内を出ると、歩道に木の実が落ちた跡


ん?……見上げると

おお~!
鬼子母神の食べ物、人肉の味――
柘榴(ざくろ)が植わってるじゃないかあ~!?


ほっほーいw

恐れ入谷の鬼子母神!