猫の森には帰れない | 空はどこから/猫の長靴

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

高校生の頃、ラジオに流れたコッキーポップ。

フォークは若者の等身大の歌。
だから、あちゃ~(^。^;)と思うような即物的な歌詞も多かった。

♪こ~んな淋しい夕暮れ時に呼び出したりしてゴメンゴメン
帰りたいなんて言わないで~


♪(君が作った料理なら)しょっぱいカレーでも真っ黒けの目玉焼きでもご馳走なのさ~


歌詩は文芸なんだからさ、もうちょっと言葉を練ろうよ。



そんな中で、瑞々しい言葉として、私の耳に届いたもの


♪ねこの もり には かえれない~


♪だから おはようございますのぉ 帽子屋 さん


どちらも谷山浩子さんの曲

当時の女性フォークシンガーには、
垢抜けない地味な服装と素朴な笑顔
…歌う喜びでキラキラしている、というイメージがある。

そういや、ナオリュウちゃんもそんなイメージがあるなぁ



さて「猫の森」とは何か

歌詞を見ると若い女性の感傷的な世界…
帰れない、あるいは帰らないと決意した場所…
のイメージが、ほの見える。


しかし、これは言霊(ことだま)……
聴く人の胸にそれぞれの感傷を呼び起こさせる。


▷▷▷


生後1ヶ月ほどの子猫8匹を、取りあえず家に連れてきた頃。

子猫たちは体温を恋しがってまとわりついた。

私が肘を枕に寝そべっていると
子猫たちが身体によじ登ってきた。

私の脇からふくらはぎにかけて、
8個の子猫の実がなった。

それが私の…「猫の森」


▷▷▷


‘ふぁい’が空に昇って半年あまりが過ぎた。

我が家の裏庭に、母猫と子猫2匹が顔を出すようになった。

子猫は黒い縞の「ヨモギ子」と茶色い「トラ猫」

母猫はまだ若く、ヨモギとトラが混ざったような毛並み。

まるで黒い毛からヨモギ子、茶色い毛からトラが、
ポン、ポン、っと生まれ出た、という感じ。


妻は久しぶりに猫エサを買い、皿に入れて庭の縁台に置いた。
エサ皿の位置は徐々に窓枠に近づき、窓を越えて部屋の中へと移っていった。


こんな餌付けをする事が、良いこととは思っていない。

飼うとなれば、20年間の責任を覚悟しなければならない。


‘ふぁい・みる’の記憶に他の猫を上書きするのも嫌だ。



私たちは、迷っている。



近づくと跳ぶようにして逃げる。

やっと撮ったお母さん猫

…‘ふぁい’に似てる
……









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