1982年、藤田敏八監督の映画のタイトル。
主演は渋い盛りの山崎努さん。
そして田中美佐子さん鮮烈のデビュー作。
「ダイアモンド」とは何を指すのか?
映画の中で、中年男は女性たちに翻弄され、ゴルフクラブで顔を殴られ、心身ともにボロボロになる。
だがしかし!
中年男は「ダイアモンド」なのだ~
そして「ダイアモンドは傷つかない」のだ~
という話だった…たぶん
(記憶を頼りに書いている)
↑ネットで画像を検索したら、田中美佐子さんのヌードばかり出てくる。
映像表現は特にね、商業ベースに乗せるため、即物的なエロを強調する。
もちろん、監督の創作意図ではあるまい。苦労して映画を作る目的が、裸で劣情をそそることとは思えない。
中年男が若い娘に惑わされるという映画は、古今東西ヤマほどある。
藤田監督の映画でも、この作品の前に『バージン・ブルース』(1974年)という同様のモチーフの映画がある。
こちらは長門裕之さんと秋吉久美子さん主演。
中年男の長門さんは、背広姿でカバンを抱え、健康のためにいつも競歩の歩き方をしている。
秋吉さんは正に瑞々しい盛り。
クライマックス近く、中年男は生意気な若造と少女を巡って対立する。
中年男が「俺はバージンを守る!」と意気込む。
若い男は嘲笑う。
少女は既にバージンではなかった──
ラスト、全裸の少女は海に消えていく。
印象的だけど、なんだか甘っちょろい。
中年男の「ダイアモンド」感が足りない気がする。
▷▷▷
話は変わって、
昨今のアイドルは画像の中だけでなく、手に触れ、声を掛けられる存在となっている。
それはいわば「おもちゃ化」であり、ファンは飽きたらオモチャを変える。
アイドルの側は、いやなファンでも笑顔で応対しなければならない。防衛手段としては、心を閉ざす、ということだろう。
それが続くかどうかは、お互いの素質の問題。
気持ちを感知することに敏感な人、鈍感な人。
そして心をオープンにすることにおおらかな人、壁を作る人。
何にせよ、僅かな情報と接触から相手の気持ち、更には人柄を推量する。
気力のいる行為である。
あまりにも自分の期待に沿わない言動が続くと「俺に嫌われたいのかな?」などと神経症的なことまで考える。
そうなったら、静かにその場を立ち去るべきだろう。
▷▷▷
ダイアモンドは傷つかない。
それは純度の高い「無機物」だからだ。
そこに「有機物」が混ざると、腐食し膨張し、やがて壊れる。
中年男は「傷つくものか!」
とイキってみる。
…では、純度の高い「想い」って、
なに?
中年男は惑っている──
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