私が生まれた北海道には、古戦場がない。
五稜郭(函館戦争)を除けば、歴史の上ではアイヌ民族の反乱くらい。
シャクシャインとか、コシャマインとか、一部の道産子しか知らない。
その点、近畿圏は凄い。
古戦場だらけ、というより古戦場の上に住んでる。
京都にいた頃、いくつか訪ねてみた。
山崎の合戦跡地。
川と山に挟まれた、狭い平地。サントリー美術館に行くついでに山から見下ろした。
七本槍で有名な賤ヶ岳の合戦跡地。
ここは完全に山岳地形。観光用にスキ一場みたいなリフトが設置されていた。
ここをヨロイ具足で登ってくのは大変だったろうな~
そして、関ヶ原。
竹矢来や軍勢の旗が復元されていて、誰と誰が激突したか、その場所自体に案内板が立てられていた。
大将の陣地(たぶん三成側)に立ってみた。
全体がよく見えた。
予想外に狭かった。
眼前で闘う兵たちの表情まで見えるような距離だった。
大将はここに立ち、汗まみれ、埃まみれで殺し合う姿を眺めたのだろう。
悪鬼のように人を刺す姿、断末魔の叫びを上げてのけぞる姿。
その表情までもを見下ろしていたのだろう。
(写真は観光マップルから)
思い出した。TVで見た光景。
湾岸戦争の後、日本人で一番先に現地を訪れたジャーナリストが、何かのイベントでマイクの前に立った。
「戦争は汚い…」
と言ったきり、言葉を詰まらせた。
「どんなイデオロギーがあろうと、子供もお年寄りも殺す。戦争は汚い…」
言葉を駆使して稼ぐべきジャーナリストが、戦争の現実に言葉を失っていた。
人に殺し合いをさせなければならない理由…
私には、わからない。
Android携帯からの投稿
