育て上げました | 空はどこから/猫の長靴

空はどこから/猫の長靴

日記は苦手だけど、何があって何を思ったのか、あんまり分からなくなるのもねぇ(´Д`)
だからちょっとだけ、記録を残します。

‘ふぁい・みる’は8匹兄弟姉妹である
…たぶん

道端に放り出された段ボール、そこに8匹の子猫…
見捨てたら車にひかれるかキツネのエサ(オホーツク海に近い田舎道だった)

とりあえず連れて帰って、獣医に見せたら生後1ヶ月と言われた
だから推定誕生日は末広がりの8月8日と決めた

それから札幌のフリーマーケットの脇(フリマでは生き物を扱えない)で里親探しをした
7匹貰い手がついて1匹返品された
だからふぁい・みるは
売れ残りと出戻り

里親の中に、孫娘を連れた品の良いおばあさんがいた
このおばあさんに貰われたのは
白猫の‘れい’
このれいちゃん、自分の可愛さを自覚している風で
美猫でございましょ?
とばかりに、ツンと澄ましてた

さて、このおばあさんがれいを引き取る時、未練げな私たちに、胸を張ってこう言った

「私は以前にも、白い猫を育て上げました」

最後までキチンと面倒を見ることを「育て上げる」と表現する
うん、そうだよな、と思う
そこには生き物と向き合う覚悟が伴う

里親の中には、大丈夫かなと思うような人(おもちゃを貰っていくような感覚の人)もいた
断りの言葉が喉まで出かかった

一番不安なく渡せたのが‘れい’だった

さて、私たち夫婦は‘ふぁい・みる’を「育て上げた」のだろうか
そう思っても、バチは当たらないような気はする

でも、今は爽やかな感覚は湧いてこない
まだしばらくは、未練な想いを抱き締めていたい



空はどこから

写真は4年前、岩手県に住んでいた頃、蘇民祭で使った角灯
これを掲げて真夜中の行列に加わった
この頃、すでにふぁいは腎不全の初期と診断されていた。