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ブラックの珈琲が好きで
昔はよく飲んでいた
ある時飲み過ぎて
胃が痛くなる
それを何度か繰り返し
それ以来
随分かかったが
ブラックはたまにしか飲まなくなった
それからは
毎日珈琲に牛乳を入れて飲んでいる
家では
コーヒに牛乳を混ぜたものしか飲まない
ご飯を食べる時も
それのみ
仕事してる時も
それのみ
先日
外国の人が
珈琲とホットミルクを
半々でいれたものを
食後に注文していた
よく見るとパンを珈琲につけて食している
そういえば
昔クリープというのがあった
今でもあるかわからないが
僕はそれが大好きだった
乳製品の粉で
それ自体甘いので
子供の頃
大きなスプーンですくって
それだけを舐めていた
珈琲にクリープを沢山入れて
パンを付けてよく食べていたのを
思い出した
これがとても美味しい
その人はその行為を
とても恥ずかしく感じていたようだったが
それでもそうしたかったんだなと
僕にはとても懐かしく
そうだよねと
納得していたものだった
今度是非ともお試しあれ
30日間の稽古が
あっという間に過ぎて
ようやく映像を流す事が出来
僕の中では
やっと一息
稽古を外から観ていると
沢山の事が見える
役者の悩み
演出の悩み
スタッフの思い入れや
皆の稽古場での佇まいから
今現状の葛藤が
とてもよく見える
舞台上で役者が
そこにいようとするのと
同じく
舞台の外でも皆
今ここにいようと
より良く在ろうと
生きている
このお芝居は
家族のお話し
自然と皆がそう見えてくる
家族は
家族でも
カゾクマン
役者もスタッフも
皆カゾクマン
色はあり過ぎてわからないけど
カゾクマン
今日ふと思ったのは
皆の悩みの根源は
人の一生の悩みの根本は
家族の事を悩み
生きているのかもしれない
皆
きっと家族を幸せにしたいだけなんだ
12月
師走
振り返ると
いつもそんな感じだ
貧乏性だから仕事してないと
どうしていいかわからない
今朝まで
実はとてもがっかりしていた
演劇とか
思い出作り的だなと
特に何にもならないじゃないかと
考えてしまって
面白いとは何だろうとか
面白いから何だろうとか
そんな事を考えていた
今日は稽古が休みだったので
やはり朝から今まで働いていたのだけど
仕事場にいる時のそこの空間とか
そこにいる人達とか
稽古場の
そこにいる人達とか
そこで起こる異常な空間とか
実は特別な事で
どちらも好きなんだなと
思い返した
そしてまたもやそこで
大人の新感線「ラストフラワーズ」
を観ながら
ご飯を食べていて
よく分からないのだけど
何か馬鹿馬鹿しい事を真剣にやっている人達がいて
何だかわからないけど
元気にさせてくれる
人を元気にするというのが
もしかしたら
基準だったりするんだろうな
そんなの観たから
とても良い気分だ
「宇宙になりたい」とか真剣に歌っている
そんなの観たから
疲れてるけど
元気になる
これがこの作品の価値だ
今 僕が
関わっている舞台も
馬鹿な事を真剣にやっている
どれほど真剣にやれるかと
これがとても楽しい
出来れば地元の仙台でもやって欲しいと
密かに思っている
先日
田中真弓さんが稽古場に来てくれた
僕はクリリンの声しか知らなかったが
ワンピースのルフィもやっているらしい
それよりも僕はアラレちゃんの則巻
に感動だ
皆 その日はとても元気になったようだった

