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別に月明かりの中を歩いてるわけではない
職場から
東の空を見たら
今夜の月が大きいこと
地上110メートルの
ここからは東京のビル群の先の
その先の山々まで
見渡せる
夜景の
明かりの下
それぞれに
ドラマがあるのだろうと
随分沢山の明かりがあるなとか
昔
田舎から帰る途中
父の運転する車の中から
遠くの山の中腹にある明かりや
北上川の対岸の街灯や
沿道に並ぶ民家の明かり
それを見るのが好きだった
どんな人達が暮らしているのか想像し
嘉門達夫の鼻から牛乳など
聴きながら
まだカセットで
その間
車は目的地に進む
未来へ進んでいく
あの道を
今度は僕が運転しよう
26年前
従兄弟の家から
早朝に従兄弟と
自転車で50km離れた
田舎の祖母の家に行く
前日の夜
ワクワクして眠れず
壊れかけのRADIOを
聴いた時
東京を夢見た
大きな月を見ながら思った
ここは東京なんだなと
今年は
自分が嫌でしかたない
今でもあまり好きではない
何もしないと時だけが過ぎる
とても酷く落ち込んでいる
何もしなければ
何かしなければ
今日は何も考えておりません
読んでしまった人の事も
全く考えておりませぬ
さぁ酷く落ち込むがいい
こっちのお水はあーまいぞ
おいで
おいで
こっちにおいで
タイトルとは別に何の関係もない
今聴いてる曲名だ
あなたをまだ愛しています
という意味
あなたを自分に置き換えてみたら
なんて
自分のやりたい事は自分で選択出来る
素晴らしい時代
でも自分で選りすぐるより
選んでもらえる方が良い
選んでもらえるように
まず自分を愛さないと
選び合い
そしてまた出逢いたい
そう思ったら
年は明ける
やりたい事をもっとやりたい
バレエダンサーが
身体にその音楽の力が満ちる時
肉体が物語る
ストーリーしか考えない
今している事は最早考えず
身体が準備してきた事しか考えない
そういう状態に持って行く
そういうように
生きれたら
バレエも観てみたい
来年は行こうかな
約50日間
こんなに長く
一つの座組みで
舞台に携われた事に感謝
本日カゾクマンは千秋楽を迎え
無事全日程を終了致しました
ご来場くださった皆様
ありがとうございます
深く感謝致します
正直
ずっと不安でありました
演出助手としての経験値も無し
ましてや映像を出した事もなく
やれる事をやるしかないと
それのみでした
沢山迷惑をかけてしまったかもしれない
でも毎日神棚にお願いし
皆様の協力を得ながら
特に大きなミスをする事もなく
無事に終える事が出来ました
東京公演の初日と
千秋楽はPCのキーを押す指
震えが止まらなかった
最初はきっかけが増えたのが理由
最後はやはり補助席が全部埋まっての
沢山のお客様に対して
圧倒されたのか
これはどうしても喜んで帰っていただきたいという
気持ちが一層強かったり
でもそれが良くなくて
そういう時もやはり平常心が肝心
それも心に留めといた
終わった
皆に当たり前のように会えないのが
とても残念に思う
実感はまだ湧かないが
暫くまた
何をしても手につかないだろう
そうも言ってられないのだが
またしっかりと前に進まないと
ここで学んだ事を
確実に活かさなければ
皆に申し訳がたたない
舞台をまた
また違う人間になれるように
成長した姿でまた逢いたい
皆様
カゾクマン

