祭りで、お友達がその祭りで買ったおもちゃを壊したちび。

祭りの係だった私は忙しく働き、

娘の着物の忘れもので一瞬娘と父が家に帰ってしまった時のできごと。


なにがびっくりしたって、

その子のパパが、ものすごい勢いでうちのちびを怒鳴りつけたらしい。

私は見ていなかったけど、

両肩を持ってゆすりながら怒鳴りつけたらしい。


そのあと、私の売り場近くに来てずーっとめそめそ泣いていたので、

さらに

「なんで逃げるんだ!」

とおいかけて連れ戻してどなったとか…。


私としても。

何があったのかとざっくり聞いたものの、売り場を離れられずに、

よくわからないままに、

父に伝え、父が謝って、弁償もしたらしい。


まあ、ここのところ、はしゃぎすぎるちびには

いい薬だったので、感謝しときますが…。


しかし、13年子育てしていますが、

6歳の子ども(それも自分の子供の友達)にそこまでする父に初めてあった。

そして、一緒にいた、おばあちゃんとママも

まあまあ、悪気があったわけじゃないしととりなすこともなく

当然とばかりに他人の子を肩をつかんで怒鳴りちらすパパを

普通に見ていたという。


けさ、祭りの片づけの時に、

事の顛末をみていた同じ保育園のママが


「ちびたくん、大丈夫だった~?」

と心配してくれた。


「ちょっと、ひどすぎたよね。

まわりの人たちもびっくりしてたよ。

でもね・・・ファイイママがいない保護者会で前にそのママが

パパが子どもをぶつって、言っていて、

あまりの内容にまわりがみんなひいていたんだよね。

だから、あれをいつも子どもにやっているんだ~

と納得しちゃった」


「そうなんだ」


たしかに、その子は、すごくおとなしくて、

いつもびくびく、おどおどしている感じで

一時期は、ずっと体調をくずしていたりした。

ママも普通の人ながら、他のママとはあまり交流しないので、

なんであの子はああいう感じなのか不思議でしたが、

今回の事件で納得。


「なんかかわいそうだよね…。」

とそのママとしみじみ。


・・・といいつつ


「でも、ああいう親だってわかってよかったわあ~」


とそのママ


「だって、これから学童や学校で一緒だけど

なんかしたら、あれで家に怒鳴りこまれたらたまらないもの・・・。

気をつけようっと」


たとえば、友達同士で連れ立って遊びに行ったり、

家族ぐるみでご飯食べに行ったり、

といううちの家族から言うと

たぶんその家族は、そうしたことはないだろうな。


なんだか、切ないできごとでした。