風立ちぬ | 花鳥風月文々草紙

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独身女と愛しの文鳥との平和でのほほんとした日々と、料理や好きな手芸や音楽と言った趣味のブログです。

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忘れてた訳じゃないんですけどね・・あせる

まぁ、色々と納得いかない事があったりしましてショック!


 大正から昭和。かつて日本は戦争をしていた。

 誰もが貧しかった時代である。

 堀越二郎は飛行機に憧れていて、英語の飛行機雑誌を

 読みふけっていた。雑誌にはイタリア人の設計家

 カプローニが載っていて、二郎はいつしか眠り込んでいた。

 夢にカプローニが現れ、自分の飛行機に二郎を招いた。

 「飛行機は美しい夢だ。戦争が終わったら、爆弾の代わりに

 人を乗せるのだ」とカプローニは語る。

 二郎は尋ねる。近眼でも設計はできるのかと・・

 カプローニは、「操縦に向いている者はたくさんいる。私は

 飛行機を作る人間だ、設計家だ。飛行機は戦争の道具

 では無い、美しい夢なのだ、設計家は夢に形を与えるのだ」

 そう言い残して飛び去っていく。

 目覚めた二郎は設計家になる事を決心する。

 時は経ち、次郎は東京を目指していた。

 帽子を風に飛ばされ、身を乗り出して受け止めてくれた

 少女。彼女が席に戻った時大地が大きく揺れた。

 関東大震災である。二郎は少女と供に彼女の家を目指す。

 送り届けると二郎は一人去っていった。

 これが菜穂子との出会いであった・・
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 映像は大変美しく、ジブリらしい夢があふれるものですが、

 主人公の声がねぇ・・しょぼん

 第一声から最後までその違和感は消えず、

 どうにかならなかったものかと思いまして。


 庵野さんは素人の割りに上手だと思いますが、

 それと作品の内容に合うかどうかは別物です。

 何でこの配役だったんだろう・・


 宮崎駿さんたっての希望だったそうですけど、

 凡人には理解できませんでしたガーン


 堀越二郎は、零戦の設計者。

 当時世界一の性能の戦闘機だったそうです。

 零戦が誕生するまで、数多くの失敗があり、挫折があり、

 計り知れないほどの労力を注ぎ込みました。


 戦闘機だからか、戦争を賛美しているなんて

 声もありましたが、それは違うと思います。

 あの時代は、そうするしかない時代だったからです。

 

 二郎の情熱がやがて世界一の零戦を生み出したのです。
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喫煙シーンが多すぎるなんて非難もありましたが、

あの時代はあれが普通で当たり前だったんですよね。

どうも世の中は面倒なものに蓋をして隠そうとしている

ような気がしますねぇ汗


裸足のゲンの問題もこれが根っこかなと。


綺麗なものしか見せない、都合の悪いものは駄目、

と言う姿勢はおかしいと思う。

汚いものもあるのだと言う事を教えるべきだと思う。


この作品は明かに子供向けではないので、

これまでのジブリ作品とは一線を画していて

そこら辺が面白いというか、宮崎さんの思いかなと。


菜穂子は当時不治の病である結核を患い、

命が限られた中で二郎と結婚します。

再会した軽井沢で出会ったドイツ人や、

時代に翻弄されるたくさんの人の姿がありまして、

そんな現実的な部分と、ファンタジーが混ざって

一種独特の雰囲気でした。


賛否両論というのも納得です・・


好き嫌いにはっきり分かれる作品でしょうね。

私は・・駄目かもショック!




毛皮反対の絵本です、読んで下さい
http://moru.art-studio.cc/art/book.htm




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