終戦のエンペラー | 花鳥風月文々草紙

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独身女と愛しの文鳥との平和でのほほんとした日々と、料理や好きな手芸や音楽と言った趣味のブログです。

滑り込みセーフで観れましたニコニコ

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はい、とっても良かったですよ~ビックリマーク


1945年8月、終戦後の日本にマッカーサー率いる

GHQがやって来る。

マッカーサーは、太平洋戦争における戦犯の一斉検挙、

天皇の戦争責任の調査を知日家の部下フェラーズに

命じた。

僅か10日間という短い日数の中、彼は東條英機、

近衛文麿、木戸幸一、関谷貞三郎と言った戦犯、及び

関係者から証言を得ていくが、天皇に戦争責任があるのか、

どうしてもその証拠を得る事ができない。

天皇の戦犯容疑を晴らしたいフェラーズは、不完全な

報告書をマッカーサーに提出する。

マッカーサーは報告書を読むと、天皇の人物像を見定め

るためフェラーズに面会の設定を命じるのだった・・



冒頭、エノラゲイが飛び立つシーンでした。


そして玉音放送。

玉音放送を成功させるため、関谷貞三郎始め

大勢の日本人が関わったそうです。

徹底抗戦を叫ぶ軍部との激しい攻防戦だったとか・・
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 フェラーズには大学時代、島田あやという日本人女性との

 恋がありました。

 任務の間、彼はあやの安否も確かめようとします。

 

 あやとの悲恋がある意味この作品を深めていると

 思いますよグー


 当時の闇市の混沌としたカオスな雰囲気が

 丁寧に描かれていて、すごくリアルでした。

 もしタイムスリップしてあの時代に行ったとしたら・・

 怖くて入れないだろうなぁガーン


 あやは静岡で代用教員をしていて、

 戦前の日本の暮らしが垣間見えます。

 つつましく、質素な暮らしなんです。


 フェラーズは闇市の飲み屋でお酒を飲みますが、

 日本人に絡まれて暴行を受けたりします。

 何でもありだった時代。

 人は飢えて荒れていたんだろうと思います・・



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セリフはほとんど英語。

日本側からハリウッドに製作依頼をしたんだとか。


昭和天皇と言う天皇は、史上最も辛く苦しい決断を

した天皇なんでしょうね。

太平洋戦争へ向かう時、陛下は精一杯の抵抗をしたものの、

結局開戦の詔を出さなくてはいけなかったのでしょう。


マッカーサーとの体面の時、

「全ての責任は自分にある。

何よりも国民を守って欲しい・・」そうおっしゃったのだとか。


アメリカ人には理解できない天皇制というもの。

当たり前だと思う私はやっぱり日本人なんだなぁ・・


マッカーサーは相当な野心家だったそうで、

でも結局表舞台に立つ事無く、

老兵は消え行くのみ、と静かに引退していった、

と言うのも何だか皮肉な運命と言うかしょぼん


教科書に載っていたマッカーサーと昭和天皇の写真。

その裏にたくさんの事実があったんだなぁと。


こう言う作品もあります。


日本のいちばん長い日 [DVD]/三船敏郎,加山雄三,黒沢年男
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玉音放送を巡っての激しい攻防戦。

子供の頃見たんですけど、強烈な印象が残ってます。


 
毛皮反対の絵本です、読んで下さい
http://moru.art-studio.cc/art/book.htm



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