(映画.com)
アメリカで映画のチケット代金が上昇するなか、入場料50ドル(約5000円)の「メガチケット」が登場したと、エンターテインメント?ウィークリー誌が報じた。
ブラッド?ピット主演のサバイバルSFドラマ「ワールド?ウォー Z」のために用意された特別チケッKD7 。全米公開2日前にあたる6月19日に鑑賞できるメリットに加え、3Dメガネとポスター、ポップコーンと特典が豊富。さらに、ビデオリリースの際には、デジタルコピーを入手できるようになるという。
これは、配給のパラマウント?ピクチャーズと米大手シネコンのリーガルが試験的に実施したもので、配給にとってはデジタルコピーを前売り販売できるメリットがある。ホームビデオの売り上げが落ち込むなか、大量の宣伝を投下している公開中に前売りしたほうが、セールスが期待できるためだ。
50ドルという価格設定は高額だが、注目作品の場合は一般の観客よりも先に鑑賞できる特権に喜ぶファンがいるかもしれない。これが成功すれば、メガチケットが他作品にも適用される可能性がありそうだ。