詩: 髭のやっさん


電話がかかってきて

わたしは嫁ですと返事した


「やっこさん結婚したのか」


髭のやっさん


とても背が高くて

そのくせ短足で

とても優しいらしい


声色を変えて

東京駅で会おうよと誘った

「駅の何処?」

そう言われて

東京駅だよ

大阪人のわたし

それしか知らない


髭のやっさんに

わたしは会ったことはない