詩: 水槽


ぼこぼこぼこ

ゆれる

銀色の輪


上へ上へ


水からあがって

ぶくぶくぶく


グッピーたちは

すいすい


水草は

ゆらゆら


コンコン

こんにちは



詩: 親指の長いお猿さん


いつも笑ってる


そんなに面白いのかな


わたし


予測変換無しの


右手の中指だけの


ぽち ぽち ぽち



詩: 酔いどれ


なかなか器用だね

ここに残りたまえよ


ぼく

まだなにか

海の向こうに

探したいんだ


もう大人だし

どこへ行っても

それなりに生きられる


だからかい

戻ることを

覚えなかった


苦労することくらい

最初から

わかっていたさ


そう言って


また

どこかへ行こうとする


かなしいなあ


見つけたのは

無いものだったのかも


そう言いたくなるよ