詩: チョコレートのコロシアム


階段は

溶けた光を放ち


光は

歓声のかたちを

取り戻していた


なにかが沈む

中心


円い


ひとつの甘い香りと

崩れゆくもの





詩: ごちそうさま


キャベツノセンギリ

デキタ

シャッキリリン


モツレテカランデ

カタマリ

モッサモサ


醤油とサラダ油で

食べてしまった






詩: 雪の女王


永遠を

知らないまま


火山の上で

空気がゆらぎ


揺れが

呼ぶ


ほどけた形を

風が移す


白いものが

そこで落ち


気づくころには

もういない


次のゆらぎへ

散っている