詩: 光の空気


目がさめると

縁側で眠っていた


光を含んだ空気が

灰色の木の上に

かぶさっていた


ままごとの道具が

散らばったまま置かれていて

包丁とまな板

しゃもじとおかま

葉っぱの香りも漂っていた


あの午後は

ゆっくり流れ

わたしはいまも

その空気の中に

包まれている