「ころころこいぬ」
朝のお日さま山のうえ
ころころ子犬 クンクンクン
おうちわからずお腹空き
太郎さんのおともする
おるすばんのこだあれ
お昼のお日さま雲のうえ
ころころ子犬 クンクンクン
きのうの匂い嗅きつけて
よろこびいさみ駆けだした
おいてけぼりのこだあれ
夜のお日さま海のなか
ころころ子犬 クンクンクン
大波小波にとっくみあい
まっくら闇に吼えてみる
べそかいてるこだあれ



「雲」
涼しいでしょ
っとふいに日傘がかぶさった
信号が青になり駆け出した
シュザンヌみたいなおばさん
さようなら
送ってあげるよ
っとふいに黒い傘がひろげられる
迎えの車がきて駆け出した
広重みたいなおにいさん
さようなら
傘はあるんだよ
いつだっていっしょなんだよ
春の 夏の 秋の 冬の
ありがとうの言葉は
忘れてないよ