以下の文字起こしは、9月16日にMBSラジオで放送された極楽とんぼのレギュラーラジオ番組『アッパレやってまーす!』の一部である。先日の「マジギレけいちょん」と関連する話題であり、なおかつ加藤浩次の言っていることが大正解なので、参考にされたい。やはり加藤浩次のようなちゃんとツッコめる人、保護者的存在がいないとけいちょんはどんどんおかしくなっていくのだ。そう考えると、『けいちょんチャンネル』はそろそろ終わりにして、『極楽とんぼチャンネル』に路線変更したほうが良いのではないかと思う。チャバネ松本は覚悟を決めて加藤浩次に頼み込みに行ってみてはどうだろうか。
池田裕子「メールいただきました。やる土の皆様こんばんは。いつも紳士な山本さんですが、この間びっくりすることがありました。山本さんが自身で持っている冠番組であるラジオ番組が2つもあるのですが、拝聴したところ紳士な山本さんはそこにはいなく、共演者やリスナーに対して王様のような振る舞いの山本さんでした。私は将軍様のラジオなのかと耳を疑いました。一体どちらの山本圭壱が本物なのでしょうか?僕はやる土の聖人のような山さんが本物だと思っています!」
池田「『共演者やリスナーに対して王様のような振る舞い』って書いてありますよ」
大谷映美里(=LOVE)「怖い怖い怖い」
けいちょん「それは多分あれなんじゃないですかね、この方は多分ヘビーリスナーで色んなところを多分聴かれてる方なんで、ちょっとそうやってイジってらっしゃるんじゃないんですか?」
河合郁人(A.B.C-Z)「ちょっとスタンスが違うってことですか?喋りに」
けいちょん「まぁだからここはこう座組を大切にするわけじゃないですか。加藤さんがおられて、小峠さんがおられて、河合さんがおられて、大谷さん池田さんがいて僕がいるみたいな、ちょっと後ろの方から後方のほうから援護射撃みたいな感じですけど、宮崎の方とか、」
加藤浩次「うるせえな。延々とうるせえな。延々とさ。一番ダメだよ。一番ダメよ。一番ダメ。何回も言うけど。こっちで傍若無人に振る舞うのは、みんながいるから逆に良いの。でも、地方のアナウンサーの方とかに偉そうにしてるのが一番カッコ悪い。終わってますよ。なぁ、小峠な?」
バイきんぐ小峠「そうっすね…」
河合「このメッセージの内容がちょっとショックなんですよね。山本さんそういう感じなんだと思って」
加藤「僕なんかが『うるせえな』とか『何言ってんだ?』とかって言うと可愛らしさが出るんだけど、それがないともう本当に親分の、本当に殿様ですよ。そうなるんですよ。もともとそういう人なの。だから軍団山本とか作ってお山の大将でいるじゃないですか。常に。その時には後輩に厳しかったりとか、そういう人ですから。あれですよ、イジったりしてるのは凄い腹の中で怒ってますから」
大谷「うわうわうわうわ!怖い!」
けいちょん「そんなことないよ」
加藤「『そんなことないよ』っていうのを自分のラジオでは言ってないから。『何言ってんの?』みたいになってるよ。俺はそれは本当にやめたほうがいいと思う。もう55歳」
けいちょん「あ、ゲストでお呼びしますよ。みなさんもね。河合さんも宮崎に来た際とかはね」
河合「僕もどう行ったらいいかわかんないんですよ。いつもどおりで行ったらヤバいですもんね」
加藤「急にふてくされますよ。もう、ふてくされるから。『山本さん何やってんですか』って言う人がいないんでしょ。やっぱり、イジられて面白い人じゃない、山本さんは」
けいちょん「あー、イジらない、イジってくる人はいないですね。だってもうイジらせない」
加藤「今日ちょっとその、宮崎だと思ってやってみてくんないかな。宮崎の山本圭壱でやってみる。軽く読んでもらっていい?」
河合「アッパレ土曜日のみなさんこんばんは。僕にはマッチングアプリで出会った良い感じのフレンドがいます。その娘と会う時はだいたい僕の家なのですが、そのまま行為を終えて帰すのも申し訳ないので、パスタを作ってあげます。その娘からお誘いがある時は、だいたいパスタ食べたいというLINEが来るのですが、僕は『パスタは口実で俺に惚れてるんだな』と思っていました。しかし、最近その娘から本音を聞くと、本当にパスタが美味しくて、パスタのお礼にゴロゴロニャンニャンさせてくれていたことが発覚しました。ちなみに僕の祖父はイタリアンレストランを経営しているので、特別料理を教わったことはないのですが、血を引いているのかなと思いました。みなさんは自分の親もしくは子供が自分と似ているなと思う瞬間はありますか?」
けいちょん「いや、これはね、それはやっぱり親子だから、似てるなって思うところって多々あるじゃないですか。だから、私の、最初はね、子供の頃はさ、じゃあちょっと、あの、なに、私山本圭壱だから、『圭壱くん、お父さんに似てきたね』みたいなことを言われた時に、『いやいやいや親父になんか似てませんよ』みたいなことを、その頃は言ってたけど、やっぱり20歳を超えて30歳ぐらいになった時に、『あれ?なんか、ちょっと似てきたな、この言い回し』みたいなのを気づいたりしませんか?しますよね?ありますよね?多分だからこの方がイタリアンレストランをやられていて、料理もなんとなく父親から譲り受けたものができるんだなっていうのが、わかるなっていうの、時代がいまそうなんだなっていうのがまさに思ってる最中なんで、あながち『親子って良いな』って思いません?」
小峠「いや、なんの話してるの?なんですかいまの話?なんですか?なにを長尺でおっしゃってるんですか?なにを言ってるの?」
加藤「そんな感じ?宮崎。だからそこで、大谷とか小峠が『なんの話してるんですか?』って言う人が多分いないから、『なるほど~』って言われる環境にいるんだと思う。良くない環境だな」
河合「言っちゃいけないルールみたいのあるんですか?」
けいちょん「そんなルールは無いですよ」
河合「何を言っても笑う?」
けいちょん「んー。まぁ大体大爆笑」
大谷「えー!?大爆笑要素ありました?」
加藤浩次や芸能人が集まる場所だと周囲にへいこらするのに、宮崎や名古屋のラジオだと横柄になりイジられるのを極度に嫌がる。そしてけいちょんチャンネルもどんどんそういうチャンネルになってきてしまっているということではないだろうか。ここをチャバネ松本や(一部の)視聴者が問題視しないことが問題だと思う。「けいちょんがやりたいことをやる」とは「けいちょんがやりたいようにやる」とも言え、それは「けいちょんが殿様になる」に近づいていくのだ。
加藤浩次が「うるせえな」と言い、小峠が「なにを長尺でおっしゃってるんですか?」と言ってもマジギレしないが、マッキーが「そういうのが長い」と言うと怒って蹴っ飛ばす。このように相手や場所によって露骨に態度を変えるのは本当に良くないし、信用に関わることだと思う。まさに以前述べた「強いものに弱く、弱いものには強い」「多勢に無勢だと萎縮する」という性格が表れている( 鬼越トマホークが露わにした「けェス」の問題点 参照)。
もちろんあの生配信でのマジギレは視聴者のコメントに対するイライラが蓄積した結果だろう。それでもMBSラジオでならイライラを抑えることができるのなら、けいちょんチャンネルでも我慢してほしかったところだ。