芸能人ダイエット企画というのは地上波の番組などでもよくあるが、それは「100万再生回数の方程式」で述べたところの「驚きの要素」「感動の要素」つまり、「-○○キロ痩せた!」「見違えるようだ!」というような驚きと、ダイエットに成功したことの喜び(もしくは失敗したことの哀しみ)があることから、視聴者が食いつくし、面白いのだ。なのでダイエット企画というのはある意味、鉄板なのだが、けいちょんの場合は過去3年間においてダイエットすると言いながらサボりにサボり、ふざけてきたことで、視聴者からも呆れられていたし、稲田先生のところに行くたびに「再放送」などと揶揄されたりもしていた。
しかし、今回はこれまでとはなにやら様子が違う。明らかに痩せていることが見た目からも確認できるし、数値の上でも結果が出ているのだ。とはいえ、まだ-5キロぐらいの話でしかないし、あと1ヶ月で更に6キロほど絞らなくては80キロ台に届かない。なので成功するか失敗するかの狭間にあるので、それはそれで良い緊張感があって、先行きが楽しみだ、という意味で面白い企画として成立しつつあるのがこれまでの悪ふざけダイエット企画との根本的な違いだ。
1ヶ月後までに更に絞り上げて本当に80キロ台に乗せたとき、視聴者も驚くだろうし、感動もするだろう。けいちょんの欠点として当の本人が感動しない、リアクションしないというところがある。いつも「だから言っただろ」みたいな感じでサラッとドヤ顔して終わってしまうのだ。両手を上げて「やったー!」と叫ぶような絵が欲しいのだが、それはやらないのだw
動画でもチャバネ松本が「感想が無いとテロップが書けない」と言っていたように、食レポにしても体験にしてもなにか感想、あるいは「100万再生回数の方程式」でいうところの感情を表してほしいのだが、けいちょんは食レポのレパートリーでいうと「うまい」「普通にうまい」ばかりで、形を変えて「こりゃうめー」を出すにしてもその後が一切出てこない。最悪の場合、食べても何も言わないということもあるし、カメラが向く前に食べてしまうということもある。
なので、苦肉の策というわけではないが、1ヶ月後は奥さんもダイエット結果検証の現場についてきてもらい、二人三脚でダイエットの苦楽をともにしてきた経緯もあることから、奥さんのリアクションでフィナーレを飾ってほしいというのが理想だ。