【アーカイブ】高速路面電車。 | ぽっぽやいそじの「ひとりっぷダイアリー」

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福井県には、北陸新幹線の開業に伴って第三セクターのハピラインふくいに転換されたかつての北陸本線の武生~福井間に沿って、福井鉄道の福武線が走っています。


始発駅のたけふ新駅で留置されている、旧名鉄のモ770形。かつては岐阜市内線~揖斐・谷汲線の直通運転に使われており、急行運用の際には最高70km/hでの高速走行も行われていたとかびっくり


現在の福武線の主力となる、えちぜん鉄道への乗り入れにも対応している「FUKURAM」ことF1000形。3両連接の超低床電車で、車椅子利用でもスロープを使うことなく乗り降りが可能になっています。こちらも最高速度は70km/h程度まで可能な設計になっていて、郊外線区間ではなかなかの高速走行が楽しめます。


単線区間の途中で列車が行き違う駅の前後に設置されているのが、雪よけ用のスノーシェルター。線路が分岐するポイントの部分に設置され、レールには凍結防止用のヒーターまで仕込まれています。

雪が降っても鉄道は365日の運転を続けなければなりません。当然、冬の雪対策も色々と講じられていて、このスノーシェルターもその対策の一つですウインク


こちらは去年の夏に開業した宇都宮ライトレールのHU300形。こちらは一部区間で快速運転を行うため、最高70km/hでの走行が可能な性能を持たせています。

軌道法による運転では、最高速度は40km/h以下でなおかつ平均速度を30km/h以下にしなければなりません(特認を受けて最高速度が40km/hを超えている路線もあります)。またカーブや下り勾配線での速度制限もキツく、周りから見るともどかしい走り方をしている部分も少なからずあります。そもそも軌道法自体が1921(大正10)年公布、1924(同13)年施行の古い法律であり、色々と現代の車両や施設等に即していない部分も感じられるシロモノになっているようにも思えますが、、、