今日の新潟メインレースは、このコースで唯一行われる重賞、アイビスサマーダッシュ(G3)。駆け引きなしの単純なスピード比べと思われがちですが、ペース配分やコース取りなどの戦略も少なからずあり、見応えのあるレースになってくれるものと思います
現在、夏開催が行われている新潟競馬場。ここだけにある名物コースが「千直」あるいは逆に「直千」などと呼ばれる直線1000mコース。文字通りスタートからゴールまで一直線、コーナーも全くない1000mのコースです。一直線ゆえ走破タイムも早く、現在のレコードタイムは53秒7で、同じ1000mでも周回コースでのレコードタイムの56秒5(札幌競馬場・オギティファニー)に比べて大差を付けています。
直線コースだけに枠順の内外は関係ないかと思いきや、結果を見ると概ね外枠有利になっています。これは外側の方が通常使用される周回コースと共用される部分が少ない(=芝の痛みが少ない)ことが最大の要因のようです。