お弟子さんです。
……実は
お弟子さん
初めてのフェリーで
ドキドキしていた
親方は車を船に入れるため
暫し別行動
どこにどう行けば…はて⁇
悟られまいと
全然へっちゃらですよ~
ってすました顔して
ベンチに腰掛け本を読みながら
乗船時間を待つ弟子
しかし
背中は全てを物語っていたのだろう
すぐ人に声をかけられる
おじさんと話し仲良くなる
そして何故か一緒に乗船(笑
その後
弟子はひとり
自分の部屋を探しにウロウロ
親方とも合流し
弁当を食べて
親方ともここで
はいサヨナラ~
赤いリュックの弟子は
船内を探検することにした
フェリーに乗る前に
しっかり楽しみ方を調べていた
”同部屋の人たちと語らう”
…あ~ムリムリ!!!
”大自然を間近で触れる”
しましょう!!!
早速外へ繰り出す弟子
星がキレイだぁ~
22時の空は
美しく輝いていた
だが
この美しさを眺める者は
…誰も居ない
ちょっぴり寂しさに
狩りたてられた弟子は
真っ暗な海を眺める
これから流れる空の時間は
贅沢極まりないものだと確信した
これで楽しみが見つかった♪
そして
初フェリー風呂は
いかがなものか⁇
とりあえず
風呂でも入ってみるか!!
右へ左へ
浴槽の湯は大きく揺れた
ざぶ~ん!!ざぶ~ん!!
大きなお風呂にはしゃぐ弟子
そんなものだから
バチが当たった…
大きく揺れる船内
おっとっとっとっと
パンツがうまく履けないのだ…
滑稽な弟子でしかない
部屋に戻ってと同時
電波が遮断された
”圏外”と示す携帯
なんだかそれは突然
独りぼっちになる気がした
ベッドに横になり
少し揺れるのが怖く瞼を閉じた