7月31日 植田日銀が利上げを実施しました。
4月、6月の政策決定会合の雰囲気からは、
利上げは年内に1回、ある場合は9月頃以降かと予想していました。
6月末に161円になってから、
財務省が介入を断続的に行い150円台前半になったものの、
6月末から7月30日にかけて、円金利がそれほど上昇していませんでした。
円金利市場としても、
7月に入って与党議員から利上げや政策の見直しを要請するような声が出ていましたが、
7月ではなく9月を見込んでいるかのような動きでした。
ドル円相場もそれに呼応するように、
155円にトライしようとしていました。
しかしながら、政策発表当日前の未明から、
徐々に利上げが議論されるみたいな報道が流れ、
日本経済新聞から政府としては議決延期請求権を行使しない旨の報道が流れました。
昨今の円安の流れからは9月よりは早まるものの、そこまで利上げをしていかないだろうという見方が支配的だったと思うのですが、
政策発表後の植田総裁の会見では、
利上げのみならず、今後も利上げをしていく姿勢を見せ、
植田総裁からのタカ派発言が目立ちました。
https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2024/kk240801a.pdf
会見直後は、銀行株が上昇して、終えましたが、
円高が進むにつれて、様相が変わって参ります。
日付 三菱UFJ銀行TTM為替 日経平均 TOPIX S&P 500
2024年7月30日 154.08 38,525.95 2,754.45 5,436.44
2024年7月31日 152.44 39,101.82 2,794.26 5,522.30
2024年8月1日 149.62 38,126.33 2,703.69 5,446.68
2024年8月2日 149.52 35,909.70 2,537.60 5,346.56
2024年8月5日 145.47 31,458.42 2,227.15 5,186.33
2024年8月6日 144.98 34,675.46 2,434.21 5,240.03
2024年8月7日 147.04 35,089.62 2,489.21 5,199.50
2024年8月8日 146.20 34,831.15 2,461.70 5,319.31
2024年8月9日 147.66 35,025.00 2,483.30 5,344.16
8月2日に円高が進みだし、株安が進み、
8月5日は、先週の米国株の下落や円高が相まって、
日本株は下落し、阿鼻叫喚となりました。
私の資産ポートフォリオも悲惨な状況となり、
1ドル130円割れ、日経平均30,000割れも意識し、
惨憺たる気持ちになりました。
その後、米国の悪かった雇用統計後のISM非製造業総合指数経済統計がそれほど悪くなく、
追証に伴う更なる下落もそれほど大きくなく、
特に日銀の内田副総裁の発言もあり、
6月、7月上旬の相場までには距離がありますけど、
市場が落ち着き出したように感じます。
巷では、
日米金利差の縮小が予想されることに伴うキャリートレードの巻き戻し、
円高による輸出企業の収益悪化が予想されることに伴う輸出企業の株価の下落、
米国の景気悪化が予想されることに伴う世界的な景気後退懸念
など、色々と言われています。
ただ、調子に乗っていたのも事実です。
1ドル160円超、日経平均は初の40,000円超、NASDAQ100は20,000超と
過去10年、20年、30年なかった相場が到来していて、
浮かれすぎていました。
ミニバブルの崩壊だったのかもしれません。
また、この下落を通じて、その方の人となりが
真摯に対応される方々、阿鼻叫喚を慮る方々もいた一方で、
追証と煽る方々や、阿鼻叫喚している方々を小馬鹿にする方々も散見されました。
今後は、米国株式市場次第でしょうか。
マグニフィセント・セブン(Magnificent Seven)に関して、52 Week Rangeを見ると、
Apple Inc.
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/aapl
Microsoft Corporation
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/msft
NVIDIA Corporation
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/nvda
Alphabet Inc. Class C
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/goog
Amazon.com, Inc.
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/amzn
Meta Platforms, Inc.
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/meta
Tesla, Inc.
https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/tsla
Meta Platforms, Inc.を除いて、
直近記録した最高値からかなり下げており、銘柄によってはほぼ52週平均になっていたり、
NVIDIA Corporationは1株約130ドル付近から約100ドルと20%超の下落となり調整局面に入ったように感じます。
マグニフィセント・セブン(Magnificent Seven)が奮わないとなると、
S&P500も奮わなくなるでしょうし、
そうなると世界的に株式市場が奮わなくなる可能性もあります。
まだまだ予断は許さない状況なのかもしれません。



