大規模な土砂災害が発生した伊豆大島の大島町では二次災害のおそれがあるとして町の一部に出されていた避難勧告は、21日朝、すべて解除されました。
これを受けて警察や消防、それに自衛隊などはまだ行方が分かっていない人の捜索を再開しました。
台風26号による豪雨で大規模な土砂崩れが起きた伊豆大島では、住宅など合わせて300棟以上の建物が被害を受け、これまでに27人の死亡が確認され、このうち22人の身元が判明しました。
大島町によりますと、今も住民など19人が行方不明となっています。
大島町は19日、雨による二次災害のおそれがあるとして元町地区と泉津地区の合わせて1200世帯余り、およそ2300人に避難勧告を出しましたが、21日午前8時にすべて解除しました。
これを受けて警察や消防、それに自衛隊などは合わせておよそ1200人態勢で捜索を再開しました。
このうち大規模な土砂災害が起きた大島町の元町神達地区では、21日午前9時すぎ自衛隊や消防などが次々と災害現場に入り、捜索活動を再開しました。
21日は、これまでに捜索がされていない茂みなどを中心に捜索が行われ、自衛隊員らが手作業で倒木を取り除きながら行方不明者がいないか確認していました。
現場にはさらに多くの重機が持ち込まれ、土砂を掘り起こしたり倒木を取り除いたりしていました。
一方で、今週半ば以降には、台風27号の影響で、伊豆大島では再び雨が強まるおそれがあることから、大島町は、国土交通省の専門家と共にどの地域の住民をどう避難させるのか、シミュレーションを行うとともに住民に対し帰宅後も速やかに避難できる準備を進めるよう呼びかけています。