ノーベル文学賞にカナダのA・マンロー氏 | anniniのブログ

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ことしのノーベル文学賞に、カナダの女性作家で、日常を生きる女性たちの姿を短編小説で描いてきたアリス・マンロー氏が選ばれました。

スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は日本時間の10日夜、ことしのノーベル文学賞を発表しました。
選ばれたのはカナダの小説家、アリス・マンロー氏です。
マンロー氏は1931年にカナダの農家に生まれ、書店の経営を経て、日常を生きる女性たちの姿を描いた短編小説を発表するようになりました。
このうち、2001年に出版された短編集に収められた代表作「イラクサ」では、幼いころ恋心を寄せた少年に30年ぶりに再会した女性の心の変化を繊細に描写し、マンロー氏はカナダでは、「短編小説の女王」と称されています。
マンロー氏は、2009年にはイギリスの権威ある文学賞「ブッカー国際賞」を受賞しています。
しかしことし6月、82歳になるのを前に、執筆活動からの引退を発表しています。
ノーベル賞の選考委員会は、マンロー氏を「短編小説の名手」と評したうえで、「マンロー氏の作品は物語性が豊かで、登場人物の心の動きを冷静に捉え、分かりやすく表現している。日常的な出来事を描きながらも、物事の本質を鮮やかに浮かび上がらせている」とたたえています。

翻訳家「広く読まれてほしい」
ノーベル文学賞を受賞したカナダの小説家、アリス・マンローさんの作品は、日常生活を舞台にした短編小説が高く評価され、これまでに「林檎の木の下で」や「イラクサ」などが、日本語に翻訳されています。
マンローさんの小説を翻訳してきた香川県の翻訳家、小竹由美子さん(59)は、マンローさんの受賞について、「とてもうれしく思います。
彼女の作品はカナダのローカルな社会を舞台にして、その土地に根ざしながら、人間の心を描き、高い普遍性を持っています。
地味ではありますが、普通の人の、日常生活の中からドラマをすくい取って、文学に昇華するところがとても魅力的だと思います。
現代を生きる女性を取り巻く社会の変化が巧みに描かれていて、受賞を機会に広く読まれてほしい作家です」と話していました。
アリス・マンローさんは、ことしの夏、執筆活動からの引退を宣言していますが、最後の短編小説集となる「ディア・ライフ」は、日本でもことし12月に小竹さんの翻訳で刊行されるということです。