ピアノ上達を阻める3つの原因

随分、ご無沙汰してしまいましたアセアセ

今年に入り、単発でピアノ指導するご縁が続いていました。

同時に、いろいろ違ったレッスンの進め方などを

実験していました。

 

今回は4ヶ月間の間に、

気づいたこと、再確認したことを

2024年1月から5月までの指導リポート

として、お伝えできればと思います。

 

今回何人もの方への単発指導で、

生徒さんの演奏において

たくさん見受けられる

普遍的な問題点がはっきりしました。

 

生徒さんの

ピアノ上達を阻める3つの原因

です。

 

その第一は、次の音を弾く前に、

指が次の所に既に到達して待機していない事です。

 

用意できてないうちに音を鳴らすので、

間違える。

 

辛抱が大切です。

正しい鍵盤の上に

正しい指が乗っかっていれば

間違うことはないからです。

 

テンポが速い曲であっても同じです。

 

ゆっくりのテンポ、半分のテンポからスタートして、

遅いテンポの時から、運指移動だけを速くすると、

徐々に速くして行った時に

無駄な動きが一切なくなります。

 

これと関連する事なんですが、

第2点目として次の音が自分の耳で、

正確な音程(ピッチ)で聞こえてないうちから

弾いてしまう事です。

 

自分の脳に正しい音の命令が届いてないので、

末端神経の指にも正しい指令が届くはずもなく、

結果的に無駄な動きが多くなり、

間違えて弾いてしまいます。

 

これに関しては、実際に次の音を

歌うのが一番です。

 

半分以下のスピードで練習する時に、

次の音を弾く前に音を歌ってみます。

よく間違える所は、

聞こえてません。

 

クラスターの和音、いっぱい重なっている和音は

要注意!

 

 

第3点に、

両手のコーディネーションがまだまだの段階で

弾いてしまっていることです。

 

片手ずつ弾くことから始めるのを、

モットーとしている人

いつもこれ一点張りの人が

結構いらっしゃいます。

 

が、

ピアノは両手のコーディネーションが

要です。

よって、両手の手のリズム叩きの練習をする方が

片手の練習よりも余程重要になります。

 

テンポを好きに取ってしまう。

易しいところは速くなりがち、

難しいところは速度が落ちる。

 

っていう状況も

実は両手のコーディネーションがよくできてないうちに

音を出してしまっているのが原因です。

 

以前にも書いているので、

「何回書いたら気がすむんだ?」

と、自分に言いたくなります泣き笑い

 

しかし・・・

 

これらの問題を全て

手っ取り早く解決する方法は、

扱っている曲を歌うことしかありません飛び出すハート

 

実に効率よく、

少ない労力で最大の効果を期待できますスター

 

右手だけでなく、左手も歌います。

音が取れていないと

歌えないものです。

 

ですから、正しい音で歌えたら、

指は不思議と

条件反射の如く、正しい鍵盤の位置に

近づきます。