You tubeでエルデンリングの考察動画を見るのが楽しみです。今回もいろいろ見た上で改めて思ったことなどを書き留めておきます

 

まず主人公=ミケラ説はDLCで払拭されたのかと当初思ってました。とはいえそれなら主人公とミケラは縁があるって話どうなったん?ってなりますでしょ

 

モーグとラダーンを倒せる王の器であり旧律の王になる褪せ人と決着をつけるためにラニには霊呼びの鈴をメリナにはトレントを託したってところまでがミケラの思惑だったのではないかなど考察動画にも諸説あるようでした。私も見るたびになるほどなあって納得したものです。

 

 

ちなみに私の願望では主人公=ミケラではなくむしろゴッドウィンだったらなって思ってましたWミケラも捨てがたいですが

 

まあそれはさておき、DLCのコンセプトアートを見た時に公式からの説明でトレントに乗った人物はミケラであるということが明らかになりました。それ以前はマリカ説もありましたよね。ただトレントに乗った人物がミケラであるならトレントはメリナに託されメリナから主人公に渡ったのでしょうか?とはいえミケラの足跡を辿ると影の城付近で大ルーンが壊れたり臨場感のある演出が入ります。ミケラがいつの時点で影の地に向かったかは定かではないため時系列がわからずに混乱してしまいます。ただあくまでもコンセプトアートなのでイメージなのかもしれない。それでふと思ったんですがトレントに乗った人物は「ミケラの魂を内包した者である褪せ人」をイメージしたものだとしたらどうでしょう。そこに転送門があるから進むってのは褪せ人あるあるな考えでしょうけどWそもそも褪せ人が影の地に行く理由はないはずです。もし褪せ人がミケラの魂の一部なりを内包しているのであれば無自覚ながら失った片割れを求めて引き寄せられるということはあるかもしれないかなって。他にももし主人公がミケラの魂を持つなら起こりうるのかなって思ったのがマレニアの件です。DLCでミケラは神になり神として「約束の王」という伴侶を得ました。もともと神になろうと決意したのは腐敗に苦しむマレニアを救うためだったはずです。ではもしミケラが神として旧律の王である主人公を退けたとしてマレニアは救えたのでしょうか。すくなくとも私は無理だったのではないかと思ってます。ミケラが唯一捨てなかったものは「思い出」だけでした。けれど半身のトリーナや肉体の全て、迷いや恐れさえも捨て去っています。ラニがそうであったように二本指の傀儡から脱却するためにはそこまで徹底する必要があったのでしょう。しがらみの一つとして妹のマレニアさえ捨ててしまったのだとしたら。果たしてミケラがマレニアの元に戻れたかどうか気になりますが外なる神である腐敗の女神の影響を受けたマレニアを救う術は得られなかったと私は思いました。一方のマレニアは兄ミケラの言葉を信じてひたすら聖樹の底で待つのみでした。プレイヤーとしてはDLCの前でも後でもマレニアを倒してしまうと気まずい思いは多少なりともするのですが、そもそもなぜ主人公である褪せ人はマレニアに会いに行ったのでしょうか。ボス部屋に入ることは挑むことと同じですからそこに強敵がいるから戦うってのも褪せ人のあるあるだと思います。だとしても褪せ人がマレニアを倒す必要はないのでは?と思わずにいられません。放っておけばマレニアはあのままずっと微睡ながら兄の帰りを待ったでしょう。それにも関わらず褪せ人はただ倒すのではなくマレニアに針を返すために旅を続けるミリセントとも関りをわざわざ持つお人よしぶりです。ラダーンに敗北して花を咲かせたマレニアですが主人公に敗北して再び花を咲かせました。三度花を咲かすと女神になるという彼女ですが花となったマレニアにミリセントから返してもらった無垢金の針を主人公は返しました。マレニアが腐敗の女神に抗えるのかやはり女神として再誕するのかはわからないけどマレニアを現状で可能な方法で救ったとも言えるのではないかと思いました。全てを捨てたミケラでしたが魅了の体質はそのまま保持していたように腐敗を内包するマレニアがたとえ全てを捨てたとしてもどこまで自我を保てたのかはわかりません。そもそもマレニアの願う「救い」がどのような状態なのかもわからない。すくなくともミリセントは己じゃないものになるのを拒み最期を迎えました。そのミリセントから託された人としての矜持を宿した針を受け取ったマレニアは花の姿でなにを想うのでしょうか。ミケラが神になってまで救いたかったマレニア像になれたのかどうか私にはわかりませんがマレニアにあえて挑みそして針を施した主人公の行動はやはり不可思議な気がします。

 

旧律の王である主人公はさまざまな可能性を秘めておりそれぞれ味わい深いエンディングを迎えることができます。私が褪せ人ならば狭間の地は旧律の王である褪せ人に任せてもらって影の地はミケラと約束の王にお任せって感じで分担すればいいのになって思ってました。神になったラニ様はあっさりと黄金律を廃止してしまい新たな律を敷くことで半ば押し付ける形となりました。ただ信仰があるだけではなく黄金樹を中心とした還樹などをはじめとするシステムが消えるならばいずれは律に応じた信仰にはやがてはなるとは思います。それほどまでに立ちはだかる黄金律を放置したままミケラは神になるべく影の地に向かいました。褪せ人が影の地へ赴かなくてもそこで神になり王を得たミケラはいずれ狭間の地に戻り黄金律から楽園の律にするために決着をつけたはずです。実際は主人公が影の地へ赴いたので深謀遠慮なミケラがそうなるようにあらかじめ布石をうっておいたって説はやっぱりありそうですね。主人公には様々な選択の余地がありますがどこまでが褪せ人の意志なのでしょうか。もしかするとミケラの壮大な計画に利用されただけなのかもしれません。すくなくともマレニアに施した行為を鑑みるとそう思えてしまいます。もちろん無垢金の針と交換できるミケラの針には狂い火を鎮める効果があるし前時代の王だったプラキドサクスを倒すことも狙いだったのかもしれませんが。結局主人公の正体は王の器を持つ褪せ人である以外は想像の余地をでませんがミケラエンドがない以上、正体がなんであれ褪せ人として王になってしまったからにはアンスバッハの言うように「神のためではなく人のために王になり」ミケラの願いどおり「優しい世界」にできればいいですね。