ラストを飾るのはヒロインのイチコが奥音里を訪れたきっかけとも言うべきヒロイン兄でした。エピソードのほとんどがハナテの独白なので彼がどんな存在なのかイチコと出会う前から現在までどこで何をしていたかなどが察せられる内容でした。
登場人物はイチコとイチコを付け回すあの人だけだったし、あとはイチコのナイトポジのヒノくらいだったかな。
他のルートでは兄探しより男性キャラとの恋愛よりのお話しだったとはいえ、いまいち兄がどんな人物なのか掴みどころなかったけど実際兄ルートをやっても大きく印象が変わることはありませんでした。ただイチコと過ごした数年ハナテは彼女のためだけに存在してたんだろうな。それに比べたらイチコがかなり薄情だった気もするけどハナテの不在の結果だと思うと切ないわね。
兄妹設定ながら互いに想いあう二人だけにわかっていたことだけどあのオチは辛かったなあ。兄ルートも悲恋エンドで残念。
もう少し実はヒロインの正体は~とか盛り上げてくれるかと思ったけどなあ。愛情はあったからそういう意味でイチコはハナテの特別な存在だっただけでいいのかな
あと兄ルートでは気になってたツチノコ急便も出てきたよWかわいい~
これで各キャラのエンドはだいたい見たはず。→ここで攻略サイトをザッと確認
どうやらトア真相エンドを見てしまうとトアハッピーエンドにもその秘密設定が反映されるらしいちょっと取り返しのつかない要素な気がする~
実際この後ゲームの方で確認してみた(後日談としてトアから手紙がくる)けどやっぱり見たことを後悔
Wエンディング曲も中の人の歌唱に変わってた?みたいです。
一応各キャラとのハッピーエンドは見たうえでの感想ですが、ホラー要素は期待したほどじゃなかった。少しずつルートが解放されていく仕様なのもちょっとめんどい。割と強気な価格設定だけにね。テキストと選択肢だけで分岐する乙女ゲーだけにやっぱりゲームとしては物足りないなあ。探索要素とかあってもよかったかな。攻略人数はちょうどいいし、共通ルートはスキップしちゃうから短時間で終わるので別ゲームの合間にできちゃうけど~三角関係とかないのはよかったけどもう少しキャラの掘り下げなりシナリオのボリュームは欲しかったかもなあ。兄探しに行った避暑地で出会った相手とひと夏の恋みたいな薄めのカルピス飲んだ心地ですね。良くも悪くも無難であんまり印象に残らなかったかもしれませんW