思わずじっと見つめてみたがライザール様の考えはやはり読めない。なかなか手ごわい方だわ。

 

しかしここで私のお腹が盛大になってしまい、追及はできなかった。

 

やだわ!こんな時に・・あせる

そんな私の姿にライザール様は上機嫌に笑うと、こちらへと手を差し伸べてきた。

 

気を取り直してその手を取ると、抱き起こされて間近で目があってしまった。

 

ドキドキ

 

しばしの間無言で見つめ合ってしまう・・

琥珀色の瞳がとても素敵だわ

 

思わず見とれてしまったけど、それはライザール様もだ。

 

先に気を取り直したのはライザール様の方だった。

 

「・・・では行こうか・・姫、カルゥお前も来い・・・」

 

もし私がライザール様と結ばれたら家族になれるのかしら?

そうなればいいのに

 

まだ覚悟が決まったわけじゃなかったがこの手を離したくない、と感じてしまった。

 

 

朝食をご一緒する約束を交わして一端部屋に戻った後、着替えると侍女を伴い食堂へと向かった。

 

目が覚めたら私の姿がなくて侍女を驚かせてしまったけど、早起きして良かった。

 

結局ライザール様が昨夜はどこに行ってたのか聞けなかったけど、次こそは尾行してみせるわ。

 

カルゥの正体を知ったからかまたもや密偵スキルがレベルアップしたみたい。

 

食堂につくとライザール様はすでに席についていた。

 

『お待たせしてしまってごめんなさい』

 

少しだけ砕けた口調でそう言ったけどもちろんお咎めはなし。

 

すぐ隣に用意されていた席に腰かけるとさっそく出来立ての料理が運ばれてくる。

 

朝だから野菜や卵などの軽めのものをいただきながらおしゃべりを楽しむ。

 

『今夜も披露宴を行われるのでしょう?』

 

披露宴の日程は二日間で、婚儀と初夜は三日目だ。