生憎とスカートじゃないけど、ブラインドマン事件で負った傷跡はまだ生々しく残ってたから。
ちょっとわざとらしかったかも・・如月先生には及ばないか。
でも考えてみたら刹那君は「私」を知っているようだけど・・私は刹那君の唇しか知らないなんてフェアじゃないでしょ
刹那君は私が女の武器を使ったことを軽蔑するかもしれない。
あと10秒待って彼が固まったままだったら冗談ですませますか。
やがて・・悶絶していた刹那君に闘志が漲ったらしい・・
「いいのか?紗希・・後悔すんなよ」
そう言ったかと思うとぐっと身を乗り出してきた。
え?嘘でしょ??ここで?![]()
いろいろ違反してるんじゃないかと羞恥と焦りがこみ上げてしまう。
だけど山の中で運転中の刹那君を誘惑したのは私だった。
男と車は急には止まらないってこと忘れてたわ。
それにしても刹那君って「持ってる」のかしら・・アレ。
彼女いないのに??
だけど大丈夫、如月先生からのいただきものがあるし。
『んふ~
いい、紗希ちゃん、今は令和なんだからオトナのオンナのたしなみってやつよ。脈がありそうなら奪っちゃえば?嫌いんじゃないんでしょ・・刹那くんのこと』
って押し付けられたんだった。
身体検査と称してチェックしてたなんて恐ろしい。
さすが科捜研の魔女の眼力だった。
だけど刹那君は女性より車(クリスティーン)命な男なんです、
先生。だから万が一もないですよ。
それに私より経験値低そうだなんてとても言えないわね・・
今更冗談だったなんて言えそうにない。
ここは覚悟を決めるべきかしら?
思わず下着なんだったかなと気をまわしてみたり・・・![]()
ご無沙汰過ぎて不安はつきないけど・・今更あとにひけないのは私もだった。
――ご愁傷さまです![]()
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