「まだなにか・・・?」

 

私の心を推しはかるようにライザール様が覗き込んでくるのに微笑み返す。

 

「いいえ。なんでもございません・・・会いに来てくださって嬉しいわ。ゆっくりしてらしてね」

 

王の時間は貴重なもの・・だからこれ以上この話を続ける気はおきなかった。

 

だって私にとって大切な優先順位はわかっているから・・

 

それは貴方だわ・・ライザール様

 

王を守りたいと思うのは私も同だからダーラとはわかりあえるかもしれないわ。

 

でもやっぱり・・・密偵としてではなく女として貴方と共にいる幸せをもっと味わっていたい。

 

こうして触れ合って温もりをわかちあえる喜びをね・・・

だからもっと深く私を愛して欲しい・・

そして私も・・・貴方を少しでも癒せているかしら・・?

そうだといいわ・・

 

貴方とは刹那の関係で終わりたくない・・・大事にしたいの

 

それが妻としての私の心からの願いよ