過去に数回尾行したことがあったけど一枚上手のライザール様にいつもまかれてしまったから、結局どこにいっていたのかもわからずじまいのまま詮索をやめた。

 

危険なことをなさってなければいい。

無事に帰ってきて欲しいと願っていたけれどまさか誘ってくださるなんて。

 

それがどれほど嬉しいかわかる?

親愛の情を示したくて抱き着いたら力強い腕で抱きしめられた。

強く打つ彼の鼓動に安心してしまう。

 

ドキドキ

 

そのまま抱擁の続きで寝台へと押し倒されたけど、「もう遅い・・続きはまた今度にしよう・・私ももう寝るからおやすみ、レイラ」そう言って彼は優しく髪を撫でてくれた。

 

それは偽りの名だったけれど構わないわ・・

 

だって誰かにこんなに大事にされたことあったかしら・・?

眠りに誘われながらも必死に目を開けようとしたけど無理だった。

彼は私を寝かしつける天才なの。

もう不安や裏切りに怯えなくていいなんて・・子供みたいで恥ずかしいけど

 

それは私がずっと望んでいたものよ。

誰かが隣で眠るのがこんなに幸せなことだなんて

・・教えてくれたのは貴方だわ。

 

用心深い貴方がいつからか私が隣に眠るのを許して受け入れてくれたでしょう?

 

だからたとえ貴方が私になにか隠していたとしても・・

私達が生涯仮面夫婦であっても・・・

 

心から貴方を信じて・・これからも変わらぬ愛を捧げます。

 

 

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