は~この2本立てはマジできつかった滝汗

へレディタリーはミッドサマーのアリ・アスター監督作品だというから見てみました。

 

テレビでやったのせっかく録画したのに見るの怖くて消してしまい結局レンタル視聴したけど見る価値があったかは謎だ~チーンはてなマーク

 

私ネタバレ&考察動画見るの好きなのでまずはどんな話なのか仕入れたんですよ。正直言ってその解説があったからなんとなくわかったけどそれ見てなかったらはてなマークはてなマークはてなマークとなってたと思うあせる

 

ありがちな内容ではあったけどオカルトなのか精叫び疾患なのか最後まで見ないとよくわからないから家族が見舞われる不幸をただ見てるしかないのでちょっと退屈。伏線もあるんだけどわかりづらいし伝わらないかもあせる

 

祖母が娘のアニー(母)に宛てた手紙にあった

犠牲なくして恩恵はない・・とかミッドサマーにも通じるものがあったね。

 

しかもこれまた歪んだ家族愛の話でした。

 

いちおう見た感想としては好みではないなあ~ショボーン

私の独自採点方式は減点方式なので特殊な事情がないかぎり加算はありえないんですよ。(しかもかなりえこひいき採点方式です。茄子ちゃんドキドキいるだけで満点の1等賞!!ラブとか??)

 

浮気や嫉妬を喚起する内容の作品はそれだけでマイナス1000とかムキーむかっむかっ

 

虫が嫌いなんで一コマでもあったら見るの嫌ガーンとか独自すぎるかもしれないあせる

 

それはとりあえずおいといてもへレディタリーは教育上よろしくなさそうな内容で子供が出演してるの大丈夫なのか心配したわ。(鳩~~~!!えーん

 

内容だけど・・なんとなくローズマリーの赤ちゃんのような雰囲気がありました。

 

継承とタイトルにあるからある種のサブリミナルなのかもしれない。

それが遺伝的疾患のことなのか本当に悪魔を宿していたのかはわからない。

 

負の遺産を継承したアニーとその家族が凄惨な目にあう狭い世界のお話しで予算削ってそうなわりにコワイ映画なのかもしれない。

 

パイモン(作中ではぺイモン)って女神転生デビチルに登場してたよね。ラクダに乗った高飛車お姉さん系悪魔のイメージが強い滝汗

 

伏線では壁や電柱に記された呪文とかも出てくるけどエコエコアザラクで黒井ミサが唱えてたなあ・・

 

祖母の統合失調症だとされたものが実は悪魔の憑依で、夢遊病の時だけ母の人格が表に出てる状態だったのだとしたら子供たちに危害を加えようとした母親こそ悪魔から子供の魂を守ろうとした母の愛になり、家族を守る為と称して交霊術にのめりこみ夫と息子を危機にさらした母親こそ邪悪なものに操られていたってことらしい。

 

娘のチャーリーが亡くなり、どんどん悪化していくヒステリックな母親アニーの巻き添えで苦しむ夫スティーブと息子ピーターを見てるのは辛かったですね。

 

しかも弱り目に祟り目で、弱ってる時に親切面して寄って来る奴ほどろくでなしっていう救いようのない展開で胃が痛くなるガーン

 

映画として面白かったかというと「うんにゃ」としか言いようがない。

ラストでピーターにチャーリーと呼びかけてるから体は男(ピーター)で精神は女(チャーリー)になりパイモンになったというオチだったんだけど、ピーターが最後までぽかんとしてたのでやっぱり思い込みに見えなくもないあせる

 

どっちにしろ手遅れっすよ。

とんでもね~ことになっちまったなあと同情するわ。

 

以上、へレディタリー継承は微妙で奇妙な作品でしたチーンはてなマーク

 

さて次は「ずっとお城で暮らしてる」です。これな。もちろん初見だったんだけどなんか見覚えあるなあって思って記憶を頼りにググってみて思い至ったんだけど

 

「イノセントガーデン」とほぼ同じですね。だからかすっごくデジャヴがありました。

 

ずっとお城で暮らしてるはホラー小説の金字塔なんだって。シャーリィ・ジャクスン原作だそうです。

 

意味深な姉妹なんかあんなって思った通りだったので意外性はなかったけど共依存関係が見てて非常に気持ち悪かった滝汗

 

代々の資産家らしくタイトルどおり城暮らしの姉妹は生活に困ることもないほどの財産だけはあるから好きなだけこもれるのはちょっと羨ましいけど。

 

広い城だけどお手伝いさんはおらず掃除も料理も全部姉妹が分担してやってるからえらいっちゃえらい。

 

簡単なあらすじですが・・・過去に大事件で一家族が亡くなった屋敷にずっと住み続けており、生存者でもある姉妹と叔父がこの物語の主要人物。

 

美人で温厚だけど笑顔がどんどん鬱陶しくなる姉のコンスタンス、そして見るからに地雷臭漂う地味な妹メリキャット(メアリーキャサリン)そこへ美男のいとこチャールズがやってきたことで平穏が破られます。このいとこがダメンズ臭漂いまくりで案の定姉のコンスタンスに取り入り、亡き父親の部屋を占拠して父親の服を着て主人顔で君臨するんだけど、ひたすら笑顔を振りまき媚を売る姉といとこを追い払おうとする妹なんて先の展開読めちゃうじゃない?

 

大切な姉と平穏を手に入れるためならメリキャットは手段を択ばない娘。

 

妹の性格を知りながら優柔不断な態度をとる姉が怖いなって思いました滝汗

 

メリキャットはコンスタンスには心を開くけど、狂暴な一面もあるためコンスタンスも妹をけっして非難はしません。

 

町を騒がせた事件の渦中の姉妹だけに二人は町の人々からも忌み嫌われており、食料や日用品の買い出しは妹のメリキャットが火曜日だけ・・と接触をできるだけしないようにこもっていたのですが、もともと人づきあいが苦手なところにそりの合わないチャールズが現れてすっかりペースを乱されたメリキャットのストレスがどんどん上昇していく様は見てるこっちもストレスがたまりました。

 

 

居座ることにしたチャールズにキレたメリキャットがついに城にメラメラメラメラしてしまい、丘の上の城の炎上を発見した町の住人が次々と押し寄せてきてあからさまな悪意で口汚く罵る様は見ていてとても不快でした。フランス革命でプチトリアノンもこんな感じで荒らされたのかなってイメージに近いかな。

 

ダイナーのおばさんだけは心ある常識人だったけど他は全員ケダモノでひどかった。ただ元は意地は悪いけど善良な人々であったため、炎に煽られて一時的な心神喪失状態で常軌を逸していたため正気に返ったあとは詫びを兼ねて料理を差し入れに来てましたけどね。実は火災の時に同居していた叔父が亡くなってしまったんです。

 

住人の悪意にさらされて懲りた姉妹は住人達とは今後も距離をとることを決めて二人きりの殻に閉じこもったんだけど、そこに再び金を諦めきれないチャールズがやってくるのよ。

 

妹のメリキャットは家族(姉)を守る為に魔術の結界と称して敷地内のいたるところに父親の遺品や銀貨を埋めていたんだけど、金目の物埋めるなんてもったいないとチャールズが全部掘り返してネコババしてたんですよ。最低でしょ?

 

しかも火事騒ぎの時はこいつ一人でさっさと町まで逃げて、戻ってきた後は住人にまぎれて城に入り込み金庫をなんとかこじ開けようとしてた最低な奴ですよ。

 

この手のタイプは言い出したら聞かないし思い通りにしようとするから結局甘い言葉につい揺らいでしまった姉がチャールズに襲われてしまいキレた妹がスノーグローブでどついて終了。

 

姉妹仲良く隠蔽して庭に埋め、何事もなかったかのように暮らしましたとさ・・

 

やっぱりイノセントガーデンとほぼ同じ展開とオチだったね~(ヴィガイルドにも似てるかもね)

 

イノセントガーデンは姉ではなく軽薄な母親だったのでより質が悪かったですけど。

 

なんか釈然としないし後味が悪いところまで一緒でした。映画のラストでヒロインがなんらかの欲望に目覚めたって感じかな。

 

映画の出来としてはイノセントガーデンの方がより洗練されていました。

 

あちらはそもそも男がシンパシーを感じていたのは美女だけど中身が凡庸な母親ではなく深い闇を抱えた娘の方が本命でした。

 

ずっとお城で・・のメリキャットも闇を抱えてるけど最後までいとこは丸め込めないメリキャットを邪魔者扱いしており、メリキャット自身も最初から最後まで地味な女で豹変はしなかったので。

 

死霊館のシスターのタイッサ・ファーミガですよ?わりと美少女じゃない?(私は実姉のヴェラ・ファーミガの方が好きですが)今回は地雷臭漂う生娘役に徹していました。そして姉役の方はアレクサンドラ・ダダリオ。サスペクト薄氷の狂気で見た女優さんですね。美女なのは間違いないけど・・サスペクトで主人公が浮気したカウンセラー役だったのでイメージが良くないんですよね。(はっきりと浮気したのは描かれてないけど事件の捜査で妻とすれちがいが生じた時に彼女に出会い・・そして新たな事件で再会した時の態度からそうなのかなってピンときたわ。しかも主人公は離婚したけど逆に彼女は結婚したものの夫が今度は不倫しているのに我慢してるのって自分が不倫相手の家庭を壊した過去を恥じたからじゃない?事件とは関係ないけどこの部分がひっかかってしまいこの作品は好きになれなかったんですよね~(ヘンリー・カヴィルが好みだったから悔しいメラメラ)って全然関係ないですよねあせるただ「ずっとお城で・・」のコンスタンス役も美人だけど頭がお花畑でずっと笑顔なのが癇に障る役なので美女だけに不幸な役が多いのかもしれません。タイッサの方は私がホラー好きなせいかけっこう見ますよね(この娘はアメリカンホラーストーリーで初めて見ました)演技派なんだろうなあ。

 

イノセントガーデンはミア・ワシコウスカですよ。(アリスインワンダーランドの女優さんかな)あっちの方が私は面白かったですね。

 

なんというか「ずっとお城」ではタイッサの地雷臭やメ叫びヘラぶりが関わっちゃいけない娘だなあって感じなのよ。初対面のいとこはその馴染まない様子に辟易してたけど金に目がくらんでるのでなんとかなるって軽く考えて人生終わっちゃったんですよね。君子危うきに近寄らずですよ滝汗

 

ずっとお城で・・は怖い話ではあるんだけど姉妹のルーティンな暮らしぶりがコミカルにも見える作品かもしれない。イノセントガーデンの方はヒロインが誘惑されたり危うい状態になったりでときめきもあったし、冷やりとした怖さもあってスリラーとしては断然イノセントガーデンが良い。

 

見比べてみたらいいんじゃないかなウインク