【北條紗希】

 

今回の事件は結局オカルト案件として本部長に報告書を出すことにした。

 

「とくそう」でなければ遺体がゾンビとなり襲われたなんて言っても一笑にふされるだけだろう。

 

下手したら損壊したとして免職騒ぎになったかもしれない。

だけど水面下での本部長の助力もあり追及されることはなかった。

 

前回は刹那君に書いてもらったけど今回は私が報告書を書いている。

 

葉子があれほど愛していた善一についてわかったことがあるが、貸金業を営んでいた善一はけっして紳士でもなく評判も芳しくなかったことが判明した。

 

だがその人物像と身寄りのない使用人を屋敷で住み込ませて養うこととは矛盾を感じる。

 

【推理ロジック】

 

【佐久善一】は故人であり【多重債務者を葉子への捧げもの】にしていた。彼にとってはそれは妻への愛の証だった。

 

【佐久葉子】は【死霊】であり【善一への愛】のために生気を集めていた。それは本人の証言もとれているし、刹那君の状態を見ても明らかだ。

 

【愛染刹那】、相棒もまた未遂だったとはいえ【葉子の被害者】だ。刹那君は甘い夢を見ていたと言ったけど、それについて掘り下げる気はない。大事なのは彼が生きているということだけで十分だろう。

 

真 流行り神∞ 夢魔事件 推理ロジック

 

私、【北條紗希】が刹那君にしたのはあくまでも救命のための

【人工呼吸】であり間違ってもキスなんかじゃない。

 

【纐纈正臣と新美心太朗】は【ゾンビ退治で大活躍】だった。武闘派の纐纈さんはともかく頭脳派の新美さんには驚かされてばかりだが、相棒の背を守れる姿勢は見習いたいものだ。

 

【如月密子】科捜研の魔女も今回ばかりは巫女の力で助力してもらった。佐久家から出たご遺体の解剖も精力的にされた。

かえすがえすも彼女のような人は稀有な存在だと言える。