次に目覚めた時私は王立研究員のゲートにいた。
では今のは夢?
混乱しながら振り返るとロレンツォがこちらを窺っていた。
「ああ・・気づいたね。大丈夫?アンジュ・・・」
地のサクリアの気配・・ロレンツォが地の守護聖のままなことに安堵する。
「ええ・・・大丈夫。不思議な夢を見たみたい・・・オウルにいた頃の貴方と会った夢」
そういったらロレンツォは片眉をあげた。
「それはなかなか興味深い夢を見たようだね。幻滅してないといいけど」
ロレンツォの反応を見る限りやっぱりあれは夢だったのかもしれない。
では夢の中で宇宙意志の声を聴き女王になったことは?
その疑問はすぐに解消されることになった。
――お帰り・・アンジュ・・・貴女は選んだ・・自らの意志で・・女王になることを・・
それは紛れもなく宇宙意志の声だった。
「私が・・・女王?」
私はまだ混乱していたけど大陸の視察を終えた直後、試験は終了して女王が決定していたらしい。
けれどそれは機会を与えられただけ・・選ぶのは私だ。