「まさかとは思っていたが・・・本当か?アンジュ」

 

状況を窺っていたシュリの問いかけに頷くとシュリの眉間にしわが寄った。

 

「そうなの。女王は恋愛禁止だって聞いてたからとりあえず内緒にしてたんだけど・・でも、できると思うの、両立してみせるから・・だからどうか認めてください!」

 

職場恋愛なんて失恋したらみじめだけど・・

でも出会ってしまったらしかたないでしょ

過去の失恋は私に見る目がなかったと思うしかない・・

彼は私を愛していなかったのだと今更ながら気づく・・

 

でもロレンツォのことは失いたくない!

 

開き直った私の態度に呆れた人もいたけどおおむね許容してくれたようだった。

 

「お前のような男に本命ができるとはな・・・見直したぞロレンツォ」

 

対立していても守護聖同士、やはり絆はあるようだ。

 

「ありがとう・・・シュリ。」

 

シュリの言葉にロレンツォも笑みを返した。

目の前で固い握手を交わす二人の姿に思わず感動がこみ上げる。

 

運命は常に変化してゆく・・・・

守護聖になると決めたのはロレンツォだ

 

そして私も・・・この宇宙の女王になると決めた

 

私の意志が宇宙意志と一つになり新たな扉が開く

 

守護聖が祝辞と共に忠誠の誓いを述べ女王の就任式は滞りなく済んだのだった。