勝気なレイナはライバルではなくなったこともあり、今は優秀な補佐官だったけれど、私にはない魅力を感じるたびに嫉妬を覚えた。
私がレイナのようだったらロレンツォにふられることもなかったのかも・・
なんて情けないことまで考えてしまうなんて・・
己の感情の波に飲まれてしまって一人取り残されてしまった気分だった。
多くの人の命を背負っている女王がこんなに孤独だなんて・・
その重責に押しつぶされそうになってしまう気がして・・
寂しさと孤独に鬱々としてしまう
捨て去ることもできなくてしまい込んでいたネックレスを身につけて窓辺から星空を見上げていたらロレンツォの顔が浮かんでしまってより寂しさが募ってしまうのを止められそうもなかった。
心が定まってしまった大人なロレンツォは変わらない・・
もっと早く出会えていれば・・・なにか違ったのかもしれない・・
かつてロレンツォはそう言ってくれたことがあったけど・・
それは気休めでしかなかった。
出会ったところで有象無象に埋もれた平凡な私など非凡な彼は見向きもしなかったに違いない・・・
貴方の心に触れたかったのに・・・
ペンダントに宿るサクリアの気配に身を委ねたままベッドに横たるとすぐに睡魔に襲われて意識が遠のいていく。
今夜も貴方と夢の中で会えますように・・
現実逃避なのかもしれなかったけどそれだけが今の私にとって救いだった。