令梟の宇宙は幾度か危機を乗り越えたが次になにかあれば恐らく消失してしまうだろう。
だからなんとしても回避しなくてはならないが・・・
「まさかとは思うけど宇宙の最期を見てみたいとか思ってないでしょうね?」
確かに好奇心がうずくテーマではあったがことは宇宙だけにとどまらずアンジュの危機でもある。
「見損なってもらっては困るよ。女王を守るのは守護聖として当然の義務だろう」
だがそうは言いながらも自分が真実アンジュの力になれていたかはわからない。
「・・・だといいけど」そうぼやくレイナには構わず思考に没頭する。
アンジュの悲しみに気づきながら見てみぬふりをして、こんな薄情な私を愛しただけの彼女にひどい仕打ちをしてしまった。
人は己で自分を救うしかない・・以前ならそう突き放していただろう。
だが今となっては・・・
これまで倒れた女王のようにアンジュを失うのはやはり心苦しかった。
不完全な我々が守護聖や女王に選ばれたことに意味があるとするならば・・
まだ私にもできることがあるはずだ・・・