頭脳明晰で有能なシリーンがそんな不当な扱いを拒むのは当然だ。

 

出奔した後はハンターの修行を積みながら各地を転々とした後

今はカムラの里を拠点に活動しているらしい。

 

随分遠くまで逃げたものだ。

 

そもそも我が国にもハンター協会の支部はあるが、生態系を維持するための保護活動が主な仕事で規模は小さく権限もあまりない。

 

砂漠で暮らす民のような例外はあったが密猟者に対する罰則も厳しく、乱獲も禁じているからだ。

 

古龍種を頂点に形成された食物連鎖、あの美しい砂漠はモンスターあってのものなのだから。

 

古龍種を観測するためのツアーもあるぞ。

 

だがハンターとして経験を積むには砂漠は過酷すぎて適した場所とは言えないだろうな。

 

だからかシリーンは厳格なシャナーサではない場所で希望を見出すことにしたらしい。

 

あのような有能な若き者をむざむざ失うことなどあってはならない。

 

現状を憂えた私は旧泰然としたしきたりを撤廃して改革を断行した。

 

反発はあったがよりよい国づくりの為に必要なことをしたまでだ。